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Bの部屋(小説「BLOOD」)

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BLOOD1:3~涼子~母の帰宅

3~涼子~母の帰宅

 
「弘ちゃ~ん!」
「んーー?」

 階下から弘平の名を呼ぶ、姉の声がする。
 姉と二人の夕食後、弘平は自分の部屋でパソコンに向かっていた。もちろん何も身につけていない。

 階段を上がってくる姉の足音に、弘平は開いていたメーラーのウィンドウを閉じる。電子メールでいったい何をしていたのだろうか、机の下では股間の分身が堅くなっていた。

「ねぇ、弘ちゃん。」

 ドアを開け、姉の顔が覗く。

 麗奈の服装はいつもの通りの白いガーターストッキング。その上からブルーのニット地のカーディガンを羽織っている。

 裾が膝まで届くロング丈の最近お気に入りの一着である。横にスリットが入っていて、ガーターベルトと白い太腿が覗いている上、前はボタンを留めても豊満な胸の谷間がほとんど丸見えになってしまう。

 こんな服でも、麗奈が何かを身につけるときは、来客か外出の時だけだ。

「なに?そんな格好して。どっか、出かけるの?」
「ママから電話。向かえに来てって。・・・駅まで行って来るわ。」

 そう言った麗奈の視線が振り向いた弘平の下半身で止まり、いたずらっぽく笑う。

「勉強してるのかと思ったら、・・弘ちゃん、パソコンで何してたのよ?じきにママが帰って来るんだから、無駄に精力使っちゃダメよ。」

 子猫のような瞳でウィンクし、ドアを閉じる。しばらくあと、ガレージから出てゆく4WDの排気音が窓の外から聞こえた。

 弘平はパソコンの電源を切り、机の前に立ち上がって軽く背伸びをする。母親が帰宅すると聞いて、期待感に弘平の分身はさっきよりいっそうその堅さを増していた。

 
 
 しばらく後、麗奈が駅前の送迎用駐車場に着いたとき、いつもの場所にまだ母親の姿は見あたらなかった。

(ちょっと早かったかな。)

 カーステレオからは、お気に入りの女性歌手の曲が流れている。勤め帰りの人々で混み合う時間帯はもう過ぎているが、それでもまだ家路を急ぐ人がぱらぱらと麗奈の車の前を通り過ぎて行く。

 やがて次の電車が入ってきたようで、駅の出口から大勢の人がどっと出てきた。

(あ、ママ!)

 その一団の中に、麗奈は母須藤涼子の姿を見つけることができた。

 169㎝の身長にハイヒールを履いているため、その姿は人混みの中でもひときわ目立つ。もちろん、彼女が目立つ理由はそれだけではない。

(ママ、かっこいい~・・・)

 人混みをかき分けて颯爽と歩いてくるその姿に、麗奈は思わず見とれてしまう。

 今日の涼子の服装は、体にぴったりフィットする胸元が大きく開いたデザインのグレーのスーツ。膝上丈のタイトスカートに、黒いストッキングに包まれた形のいい足が眩しい。

 肩から下げた黒い大きなエナメルのバッグとそのスーツの取り合わせは、どう見ても涼子を二人の子持ちの母親には見せない。

 特徴的な太い眉と切れ長の瞳にフレームレスの眼鏡をかけ、長い髪をアップにまとめているそのきりりとした美貌と、スーツのデザインによっていっそう強調されている豊満な肉体に、すれ違う男はその大半がふりかえり後ろ姿を眺めていた。

(ママって姿勢がいいから、歩く姿が格好いいのよねぇ・・・とっても38才には見えないわ。)

 
 涼子が麗奈の車に気が付いたらしい。小さく手を振って駆け寄ってくる。

(ママのあの凛とした姿って、どう見てもどこかのキャリアウーマンよね~・・・)

 事実、普段の涼子は、小さいながらもれっきとした健康食品の販売会社を、その卓越した経営能力で切り盛りする優秀な経営者なのである。

 麗奈の口元に少しいやらしげな笑みが浮かんだ。

(ここにいる誰も、絶対想像できないわね。・・・ママのもう一つの顔。)

 涼子がドアノブに手をかける。

(外ではツンとすましているママが、本当はエッチなしではいっときもいられない、スケベでいやらしい変態だなんて・・・)

「ただいまぁ、・・・麗奈ちゃん、ありがとう・・・」

 少し息を切らせて、涼子が助手席に乗り込んできた。涼子の愛用する香水の匂いが、車内に広がる。いつもより少し香りがきついような気がする。

「ごめんねぇ、遅くなって。お客さんに商品を届けてた・・・・・ん?・・んん!」

 涼子の唇が、娘によって塞がれた。母の唇をこじ開け、麗奈の舌が差し込まれる。

「むむ・・・・ん・・・」

 一瞬とまどった涼子だったが、すぐに麗奈の口づけに答える。舌と舌を絡ませ、お互いの唾液を交換する情熱的なキス。

 麗奈の頬に押されて涼子の眼鏡がずれる。時折通行人が車の前を通るが、おかまいなしに互いの唇をむさぼりあっている。みるみる涼子の体の力が抜けてきた。

(・・・?)

 母の口を吸いながら、その口中に残るかすかな香りに麗奈が気づいた。

(この味、・・・ママったら、・・・)

 ゆっくりと口を離す。二人の口の間に唾液が糸を引き、涼子が艶っぽく息を吐く。

「ああ・・・麗奈ちゃ~ん・・・」
 

 眼鏡をずり下げたまましなだれかかろうとする涼子に取り合わず、麗奈はツンと前を向いて車をスタートさせた。

 てっきり続けて愛撫してもらえると思っていた涼子は、肩すかしをくらってしまった格好である。

「あふん・・・・麗奈ちゃんのいじわる。」

 横目で母の顔を見る麗奈の表情が妙に冷たい。

「麗奈ちゃん?・・・何か怒ってるの?」

(私が気づかないとでも思ったの?口臭防止薬でごまかしたってわかるのよ。)

「・・・ママ?」
「なぁに、麗奈ちゃん?」

 正面を見てハンドルを握ったまま無表情に麗奈が次に言った言葉に、涼子の表情が引きつった。

「ママのお口、ザーメンの味がするわ。」
「あ・・・・!」

 涼子が反射的に口に手を当てる。

「私や弘ちゃんを放っておいてどこに寄っていたの?しかも私に迎えまで頼むなんて、ずいぶん図々しいんじゃない?」

 麗奈の言葉は容赦がない。涼子はすっかりしどろもどろになっている。

「あ・・・ご、ごめんね。麗奈ちゃん・・・あ、あのね、お得意さまに商品を届けて・・・」

(まだまだよ。まだ許してなんてあげられない。)

 涼子の言葉を、麗奈は冷たくさえぎる。

「それでその男のチンポをしゃぶってきたわけね。さぞや立派なお得意さまなんでしょうね。」

 今の麗奈は、昼間弟の体を貪りよがり狂っていた麗奈と同一人物とは、とても思えない。その一言一言が好虐的で、自分の言葉に対する母親の反応を見て、楽しんでさえいるようである。

「あ、あ・・・・麗奈ちゃん・・・・違うの・・・あのね・・・」
「いいわけはいいわ。うちに帰ってから、弘ちゃんと二人でじっくりと聞いてあげる。」
「あ、イヤ、・・・お願い。好ちゃんの前では・・・、ダメよ、お願い、麗奈ちゃん・・・」

 すがりつく涼子の手を、冷たく払いのけた。

「いまさらなに言ってるのよ!」
「あぁん、麗奈ちゃ~ん!」

 麗奈を見つめる涼子の態度が少し変わってきた。その声の響きがどこかしら艶を帯びている。もちろん麗奈は運転しながらも、その変化を見逃さない。麗奈の口元に笑みが浮かぶ。

(ふふ・・・素敵なママ、・・・感じてきてるのね。お楽しみはこれからよ。)

「変態ママにはお仕置きが必要ね。・・・そのスーツを脱いで。」
「え?・・・ここで?」
 

 駅を離れたあと、車は住宅地の方へ向かっているため人通りはそれほどではない。

 しかし、車の通行量はそこそこあるので、信号で止まったりすれば横に止まった車からは丸見えになってしまうかもしれない。

「当たり前でしょ!男に抱かれてきたいやらしいママの体を見せるのよ!」

 麗奈の声からは嬉しそうな響きさえ感じられる。あきらかに、母親を言葉でなぶることを楽しんでいるようだ。

(そうやって恥じらっているママが好きよ。・・・昼間、きりっとしている姿からは想像できない、淫らなママが好き。)

「さぁ、ママ脱ぎなさい。」
「わかったわ、麗奈ちゃん」

 優しいが有無を言わせない口調の麗奈の言葉に、涼子はそれ以上逆らおうともせずジャケットのボタンを外し始める。

 上着の下には、黒いレースのブラジャーしか着けていない。バストを下から支えるデザインの、ハーフカップのブラである。

 95㎝の豊満な乳房が今にもこぼれ落ちそうで、白い胸元が眩しい。
 
「脱いだ物は後ろに置くのよ、ママ。」

 手を震わせながら涼子がジャケットの袖から腕を抜き、簡単に畳んで後部座席に置く。

「スカートも脱ぐのよ。」
「ええ・・・」

 タイトスカートの横のホックを外し、腰を少し上げスカートを取り去る。

 黒いガーターストッキングが、ブラジャーとお揃いの、レースをふんだんに使った黒のガーターベルトで吊られている。

 ショーツは穿いていず、下着と同色の漆黒の繁みが陰部を飾っている。

 その様子を横目で確認し、麗奈がいきなり涼子の秘部に手を伸ばし、繁みの中をまさぐった。

「あ、いやっ・・・」

 涼子が身をよじらせてよけようとするが、麗奈の指はすでに母親の亀裂をとらえていた。指先にぬめりを感じて麗奈は思わず微笑む。

(やっぱり、・・・もうこんなに濡らしてる。いやらしいママ・・・)

「動いちゃダメよ、ママ。オマンコこんなに濡らしてるくせに。・・・気持ちよくなりたいんでしょ?こんなに溢れてるじゃないの。・・・足を開くのよ、ママ。それと、両手を頭の上に上げて。」

 片手でハンドルを握りながら、左手で母親のクレバスをまさぐり続ける麗奈。

 そこは熱い液体が溢れていて麗奈の指を吸い込むようにからみつき、勃起したクリトリスが手の平を突いている。

「あぁ・・・麗奈ちゃん、許して・・・」

 口ではそう言いながらも涼子の両足は、麗奈の愛撫をもっと深くまで受け入れようとゆっくりと開いていき、同時に両手を頭の後ろで組み、脇の下に艶々と輝やく漆黒の繁みを晒す。

 娘の指を深々と受け入れた涼子の秘唇からは、グチャグチャといやらしい音が聞こえている。

「いい格好ね、ママ。変態ママにふさわしい恥ずかしいポーズ。・・・それにいやらしい音。ほら、こんなになっちゃってる。」

 麗奈が母親のクレバスに挿入した指を激しく動かすと、指の動きにあわせて腰を揺する涼子の秘唇から、溢れた愛液がシートに飛び散る。

「あ!あぁ~・・・!麗奈ちゃ~ん!」

 悶えながらも、涼子は決して足を閉じようとはしない。手も頭の上に上げたままである。

 そこにまるで目には見えない拘束具が存在するかのように、涼子はその淫猥なポーズをとり続けるのだ。

 
 正面からライトで照らせば、涼子の痴態は丸見えになっていただろう。しかし、幸か不幸か住宅街に入ってからは、対向車は全くなくなっていた。二人の家ももうすぐである。

 涼子の絶頂も近づいてきたようだ。

 突然、麗奈が母親の下半身から手を引いた。娘の愛撫で達することを期待していた涼子はエクスタシーの寸前で、またはぐらかされた格好になってしまう。

 シートに浅く座り両足を開き、腕を上げて腋窩を晒したまま、涼子は顔を横に背け大きく喘いでいる。上気した顔がたとえようもないほどイヤらしく、艶っぽい。

「あぁぁ・・・麗奈ちゃん・・・」

 母親の愛液に濡れた自分の指を、麗奈が美味しそうに舐めた。車内に立ちこめる興奮の熱気で、少し曇ってしまった眼鏡越しに涼子がそれを見つめる。

「淫乱なママの味がする。美味しい。・・・・さぁ、着いたわよ。・・・弘ちゃんが待ってるわ。本番はこれからなのよ。」

 ヘッドライトの明かりに、二人が愛する弘平が待つ我が家の明かりが浮かんだ。
 
 


 玄関では麗奈の運転する車の音が聞こえて降りてきた弘平が待っていた。もちろん裸のままで、腿間には巨大な逸物が隆々と立っている。

 玄関のチャイムが短く二度鳴ったあと、鍵を開けて涼子と麗奈が入ってきた。

「マ、ママ・・・!」

 黒い下着にハイヒールという姿で両手を頭の後ろで組んでいる母親の魅惑的な姿を見て、弘平は息をのむ。後ろから麗奈が涼子が着ていたスーツとバッグを抱えて入ってきた。

「弘ちゃん、ママのお帰りよ。」

 麗奈が笑いながら言う。涼子は頬を赤く染め、眼鏡の奥から潤んだ瞳が弘平を見つめている。

「弘ちゃん、・・・ただいま。・・・遅くなってごめんなさい。」
「ママ、今日はどうしちゃったのさ。その格好で車に乗ってきたの?」

 麗奈が代わりに答える。

「そうよ。今日は淫乱ママにお仕置きなの。」
「お仕置き?」
「そう。・・・ママったらね、口からザーメンの匂いをプンプンとさせて帰ってきたのよ。」

 そんなこといつものことじゃないか、・・・そう思ったが、もちろん口には出さない。

 母も姉もこういうやりとりをすることで感じているのだ。

 涼子の内腿には溢れた愛液が伝っていて、ストッキングに染みを作っているし、麗奈の瞳も興奮に光っている。カーディガンの裾に隠されて見えないが、麗奈のクレバスも溢れているに違いない。

「ふぅん、・・・ママ、そんなことしてて遅くなったんだ。じゃあお仕置きもしょうがないね。・・・でも、お仕置きのはずなのに、ママの太腿ベトベトになってるよ。」
「あぁ、弘ちゃん、言わないで。」

 涼子が思わず身を屈めようとするが、麗奈が背中を押してそれを止める。

「ママ、ダメよ。弘ちゃんがこうして出迎えてくれてるんだから、まず最初にすることがあるでしょ。」

 麗奈と目を見合わせた弘平が、うなずいて一歩前に出る。

「さぁ、ママ、僕のこれにちゃんと挨拶してよ。」
「あぁ・・・弘ちゃん・・・弘ちゃんのオチンチン・・・」

 涼子の視線は勃起した弘平の分身に釘付けになっている。そのまま玄関のタイルに膝をつき、弘平の下半身ににじり寄っていく。

「弘ちゃん、ただいま。・・・んんむ・・・」

 両手で弘平の分身を支え、先端からゆっくりと口に含んだ。舌を伸ばし丁寧に舐め始める。

「んむむ・・・ジュル・・・むむ・・・ジュジュ・・・」

 唾液をたっぷりと溢れさせ、頬を膨らませながら、裏側のすじを舌でなぞり歯茎の裏で先端部を刺激する。

「うう・・・ママ・・・」

 弘平の背筋をしびれるような快感が走り抜けた。母の頭を両手で押さえ、弘平はその快感に耐える。 

 涼子は精一杯の愛情を込めて、その愛おしいものに口唇愛撫を続けている。

「んん・・・レロレロ・・・・んむむ・・・・チュバチュバ・・・」

 先端を持ち上げ、肉棒の裏側を舌と唇で舐め、玉袋も口に吸い込んで舐め回す。涼子の目はいっときも弘平の顔から離れない。

 息子の反応を確かめるように、幸せそうに微笑みながらその表情を見つめている涼子の口の端から、涎が糸を引いて滴り落ちた。


 二人の様子を潤んだ瞳で満足げに眺めた麗奈が、玄関に上がりクローゼットの扉を開く。

 涼子のスーツをハンガーに掛け、自分もカーディガンを脱ぎストッキングだけの姿になった。麗奈の無毛のクレバスから太腿にかけての一帯がヌルヌルと光っている。

 麗奈は一瞬そこに手をやってしまいそうになるが、何とか思いとどまった。

「さぁ、ママ、いつまでそうやっているの?」

 無造作に涼子の腕を引っ張って立たせる。麗奈の態度はどこまでも素っ気ない。

「んんああぁ・・・・・・」

 またしてもお預けをくらった涼子の口から、弘平の肉棒がジュルッと音を立てて抜ける。

「ママはまだ他にもしなければならないことがあるでしょ?弘ちゃんも来て。」

 そう言って涼子の手を引き、リビングのドアを開ける。

 
「さあ、ここに腰掛けて。」

 麗奈が食卓の背の高い椅子をリビングのソファーの前に動かす。その手にはさっきクローゼットから出しておいた、何本かの短いベルトが握られている。

 娘の命じるままに腰掛けた涼子の腕を椅子の背の後ろに回し、細いベルトで固定する。同時に両方の足も椅子の幅に開かせ、椅子の脚に固定してしまう。

「あぁ、麗奈ちゃん・・・・ママにこんな恥ずかしい格好させないで。」
「そんなに濡らしちゃって、いまさらなに言ってるのよ。」

 麗奈は母の言葉に全く取り合わない。黒いレースのブラジャーの真ん中に手をかけると、ぐいっと引き下げる。風船のようにピンと張りつめた乳房が、ブルンとむき出しになった。

「ほぅら、オッパイだって興奮してこんなになっちゃってる。」

 痛いほどにいきり立った乳首を、麗奈が指でピンとはじく。

「あ、あぁ・・!麗奈ちゃん!」

 悶える涼子にかまわず、麗奈は後ろをふり向いてしまった。涼子は一人取り残されたようになる。

「さぁっ、弘ちゃん、座って。」

 麗奈はうきうきと弘平の手を引いてソファーに座らせ、自分もその隣にすり寄るように身を沈める。

「ほぅら、ママの淫乱なオマンコが丸見えよ。」
「ほんとだ、ビチョビチョになってる。」

 弘平も調子を合わせている。

「だめよぉ・・・そんなに見ないで~・・・ママの恥ずかしいところ見ないでぇ・・・」

 涼子の声が艶を帯び、その秘唇からは淫液が止めどもなく溢れている。娘と息子に見つめられながら、あきらかに興奮しているのだ。クリトリスが勃起し、小指の先ほどの大きさになって顔を出している。 

 麗奈の手は、こちらもヌルヌルになっている弘平の分身をゆっくりとしごいていた。弘平は弘平で姉の秘部に手を伸ばし、クレバスの中を指先でもてあそんでいる。

「ママ、・・・一人で悶えていないで。そろそろ始めるのよ。」
「は、はじめる・・・?」

 涼子は麗奈の意図が飲み込めない。麗奈が言葉を続ける。

「弘ちゃんと二人で、ママの言い訳を聞いてあげるって言ってるのよ。淫乱ママが今日どこで何をしてたのかちゃんと報告してね。」

 麗奈の意図が分かり、涼子の目が見開かれる。

「そ、そんな・・・・だめよ・・・あぁ・・・」

 一瞬ためらいの表情を見せたが、涼子の覚悟はすぐに決まったようだ。

 母親としての良識よりも、二人の子供の前でもっともっと辱められることに対する期待のほうが勝ってしまう。快感を求める淫らな血の騒ぎを、涼子自身自分でもどうしようもなくなってしまっていたのだ。

「わかったわ、話せばいいのね。」
「”わかったわ”ですって?なによその言い方。まるで私が無理矢理に話させようとしているみたいじゃないの。」

 そうじゃないか。・・・弘平はそう思ったが口にはしない。そんなことは涼子も麗奈も、十分承知していることなのだ。

 こういった言葉のやりとりにより、涼子だけでなく麗奈自身も興奮しているのである。麗奈の濡れかたと目の輝きがなによりもそれを証明している。

「お願いのしかたが違うんじゃないの?”ママの意志”で、話すんでしょ?」

 涼子も、今度はすぐに麗奈の言葉の意味が分かったようだ。眼鏡の奥で興奮に潤んだ瞳が二人を見つめる。

「あぁ・・・・麗奈ちゃん、弘ちゃん、・・・ママはこれから、今日外でどんないやらしいことをしてきたのかお話しします。・・・退屈でしょうけど、淫乱で変態のママがお口からザーメンの匂いをさせながら帰ってきたわけを、どうかお聞きください。」

 麗奈が満足したように頷く。

「ママのお願いじゃしょうがないわね。弘ちゃんのオチンチンを可愛がりながら聞いてあげるわ。でも、私たちを退屈させたら承知しないわよ。」

 涼子の目を見つめたまま唇を舐め、身をかがめると見せつけるように弘平の肉棒をベロリと舐める。

「ふふ・・・上手に報告できたら、淫乱ママへのご褒美を考えてもいいわよ。」

 麗奈の口元が淫猥に歪む。


 弘平の肉茎に幸せそうに舌を這わせる麗奈と視線を絡ませながら、涼子の告白が始まった。
 

「今日ママは商品をお届けに、新島先生のお宅に寄って来たの。」

 弘平がヒューと口を鳴らす。

「新島って、画家の新島章吾?すげぇ・・・」

 麗奈も思わず弘平の分身から口を離し、顔を上げる。

「新しいお客さんね。・・・大物じゃないの、ママ。」

 新島章吾といえば、鬼才として知られる日本画壇の大物である。もう70才近いはずだが、いまだに精力的に創作活動を続ける傍ら、最近ではテレビ番組などにも出演している。

 旧華族の家柄と言うこともあり、年齢を思わせないダンディーな容姿で、人気も高い。

 10年ほど前にふた回り以上も年下の雪江夫人と結婚し、現在は都内の超高級住宅地の豪邸で二人暮らしである。

「あの先生、すました顔してテレビとか出てるけど、けっこう好きなんだぁ。」

 弘平が感心したようにつぶやく。

「一流の芸術家なんて、そんなものじゃないの?・・・ましてやテレビで見てもあれだけ生き生きとしている人だもの、エッチが嫌いなわけないじゃない。」

 訳知り顔に麗奈が言った。涼子が少し笑顔を見せ、言葉を続ける。

「新島先生のところは今日が三度目の納品だったの。・・・ジューシィーとフルーティー。」


 ジューシィーとフルーティーは涼子の会社で、非公式に販売しているスカトロマニア向け食品である。

 ともに排泄物内の雑菌を消滅させ、排泄物特有の匂いと味覚を変化させる働きがある。ジューシィーが小便用、フルーティーが大便用、継続的に摂取することによりその効果を発揮する。

「先生は昔からスカトロに興味がおありで、プロの女性が相手のプレイの経験はあったそうなの。でもああいう人たちってほとんどがお仕事と割り切ってるから、味気なかったらしいのね。それで最愛の奥さまをその道に引き込もうとなさったんだけど、奥さまはその気が全然なかったんですって。」

「で、ママに声がかかったわけだね。」

 弘平が口を挟む。

「ええ、ある方の紹介でジューシィーとフルーティーをお薦めしたの。初心者の方でもなじみやすいし、衛生上もいいです、ってね。」
「それで?」

 と、麗奈。

「ええ、・・・それで今日は三度目の納品。今までは外でお渡ししていたから、ご自宅へ伺ったのは今日が初めてだったわ。奥さまのご案内で、アトリエに通されたの・・・・」
 


テーマ:近親相姦 - ジャンル:アダルト

  1. 2012/05/12(土) 14:38:51|
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