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Bの部屋(小説「BLOOD」)

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BLOOD1:4~雪江~アトリエにて(涼子の告白)

4~雪江~アトリエにて(涼子の告白)

 
「やぁ、須藤さん、よく来てくれたね。まぁそこにかけなさい。」

 薄いグリーンのサマーセーターとコットンのスラックスという姿の新島章吾画伯が、籐製の椅子に身を沈めている。

 真っ白な髪をオールバックにまとめ、その体は多少弛みがみれるものの、こうして見てもとても60代後半には見えない。肌の脂ぎった様子など、50代そこそこにも見える。

「新島先生、今日はお仕事場にまでおじゃまして申し訳ありません。いつも、ごひいきいただいてありがとうございます。」

 新島が微笑みながら、籐枠のガラステーブルを挟んだ正面に座るよう再び促す。

 その目は、グレーのスーツに包まれた涼子の体を舐めるように見つめているが、涼子にとってはその視線が心地よい。

 18才の時に亡夫弘一郎と結婚しただけあって、涼子は年輩、それも初老以降の男性にめっぽう弱い。新島にじっと見つめられるだけで、体の芯が濡れてくるのがわかる。

「失礼いたします。」

 座面の低いタイプの椅子だったが、涼子は意識して脚を組んで座る。

 正面の新島からは、スカートの奥が伺えるはずだ。案の定新島の視線は涼子の形の良い脚に釘付けになっている。

「それにしても、さすが新島先生ですわ。すばらしいアトリエですこと。」

 涼子はそしらぬ顔であたりを見回し、わざとらしく脚を組みかえてみた。新島が小さく咳き込む。

「いや・・・どうもありがとう。須藤さんのような美しい方から誉めていただいて、光栄ですな。」

 もちろん涼子の言葉はお世辞などではない。

 30畳ほどのアトリエは天井が吹き抜けになっていて、梁がむき出しという贅沢な作りである。床は大理石調のタイル張りで、壁面は天然木で仕上げられているのだ。

また、壁の一面が全面ガラスサッシになっていて、その外にはとてもここが都内とは思えないほどの広大な庭園が広がっている。


 その一角に、涼子たちが座っている籐製の応接セットが置かれていて、残りのスペースに新島の画材などが点々と置かれていた。

「本当にすばらしいんですもの。ここから新島先生のあの作品の数々が誕生しているのかと思うと、なんだかドキドキしてしまいますわ。」
「いやぁ、須藤さんはお世辞がお上手だ。私も年甲斐もなくドキドキしてしまいますよ。ハッハッハ・・・」

 新島がそう大きな声で笑っているところへ、ドアを開け新島夫人が入ってきた。品のいい和服をきっちりと着こなし、手にティーセットの入った盆を持っている。

「まぁ、楽しそうですこと。なんのお話?」

 新島の妻雪江は夫よりふた回り以上年下とはいえ、確かもう40代半ば過ぎのはずである。

 しかし、着物の上から見てとれる体のラインは、出産経験がないこともあって全く崩れを感じさせない。張りつめた腰の線が得も言われぬ色気を醸し出している。

「おお、ちょうどいいところに来た。君も座りなさい。」

 新島が自分の隣の椅子を引く。

「お茶をお入れしましたのよ。須藤さんもどうぞ。」

 夫が促した椅子には座らず、床に膝を突きティーポットからカップに紅茶を注ぐ。その仕草もきわめて洗練されていて優雅でさえある。

「遠慮なく、いただきます。・・・・あぁ、いい香り。」

 ハーブの香りがプーンと沸き立ち、涼子がカップに手を伸ばしたあとで、雪江は夫の隣に腰掛けた。

 
「・・・先生?」

 紅茶を一口二口飲んだあと、涼子が口を開く。

「ん?なにかね?」
「ジューシィーとフルーティー、・・・こちらが今回の分、二週間分になります。ご確認くださいませ。」

 足下に置いてあった大きな紙袋を新島に差し出した。もちろんその中には、今までどおり二人分の量が入っている。

 涼子がどういう仕事をしている人間なのか、雪江には全て話してあるから妻のことは気兼ねしなくて良いと、前もって新嶋から言われていた。

「うん、あぁ・・・ありがとう。・・・・それでだねえ・・・須藤さん・・・」

 紙袋を受け取り横に置きはしたが、新嶋はなにやら口ごもっている。

「何か不都合でもありましたでしょうか?効き目の方が芳しくないとか?」
「いや、そんなことはないんだ。少なくとも儂に対しては、すごいもんだよ。・・・あんな風になるなんて儂にとっては、夢のようだ。」
「・・・と、おっしゃいますと、・・・奥さまの方に何か・・・」

 雪江の様子を伺うと、雪江は顔を赤らめてうつむいている。

「奥さま、効果がありませんでしたでしょうか。・・・それともお口に合わないとか・・・」

 雪江が下を向いたまま、か細い声で答えた。

「毎日、美味しくいただいていますわ。・・・」

 新嶋が言葉を継ぐ。

「効果もあるようなのだが、その事になるとこれが口を閉ざしてしまってね。」
「だって、あなた、・・・・自分の、その・・・・・・ンチやお小水のことなんて、わたくし・・・・」

 雪江はますます顔を赤くしている。その妻の肩に新嶋が腕を回した。

「ハハ・・・、これはこのとおり年柄もなくうぶでしてなぁ。ただ好奇心は人一倍強いので、ジューシィーやフルーティーも儂と一緒に食べてくれているし、・・・・知人からもらったスカトロ物やSM物のビデオを見ながら、その・・・アレをしたりもするようにはなったのだが・・・」

 アレとはもちろんセックスのことだろう。

 ビデオや想像では興奮できるが、実際の行為となると躊躇してしまう、・・・初心者にはありがちのことである。

「いやですわ、あなた、そんなことおっしゃらないで・・・」

 雪江が夫の腕に顔を伏せる。

 かわいい・・・涼子は雪江を見て、そう思った。とても自分より年上とは思えない。汚れを知らない生娘のような雰囲気を持っている女性なのである。


 この人にあの快感を教えてあげたい。排泄物にまみれるあの快感を味あわせてあげたい。・・・涼子は心からそう思った。

「そうですか、わかりました。・・・奥さま?」

 雪江がそっと顔を上げて、涼子と目を合わせる。恥じらいに潤んだ瞳の奥に、明らかに興奮の光が宿っているのを涼子は見逃さなかった。

 身を乗り出し、雪江の顔を覗き込むようにして話しかける。

「奥さま、ジューシィーとフルーティーの効果はありませんか?」

 涼子の問いかけに、小さいがはっきりした声で雪江が答える。

「いえ、・・・・ありますわ。その・・・まるで違う物みたいで・・・」

 新嶋は少し意外そうだ。

「ほぅ、儂がいくら聞いても答えなかったのに、今日は素直だねぇ。」
「先生?」

 涼子が微笑んで、新嶋に話しかける。

「ん?何かね、須藤さん」

 席を立ちテーブルを回り、床に膝を突いて顔を新嶋の耳に寄せ、涼子が囁いた。

「少しの間、私と奥さま二人で話させていただいてよろしいでしょうか?」

 さらに声のトーンを落とす。

「先生さえよろしければ、あとで必ず先生も一緒にお楽しみになれるよういたしますから。」

 涼子の手が、さりげなく新嶋の股間に触れる。もうかなり堅くなっている怒張の感触をコットンのパンツ越しに感じ、涼子は艶然と微笑んだ。

 いくら声を潜めていても、雪江にはすべて聞こえているのは承知の上である。

「いけませんか?先生。」

 新嶋がわざとらしく咳払いをする。

「う、んん・・・・・いや、儂はかまわないが、・・・儂は席を外した方がいいのかな?」
「いえ、ご覧になっていていただいてもかまわないんですけど、・・・あまり近くでは奥さまも緊張なさるでしょうし、・・・そうですねぇ・・・」

 涼子が辺りを見回し、窓の外に目を止めた。窓のすぐ外、庭の手前に木製のロッキングチェアーが置いてある。

「今日はお天気もいいですから、あそこはいかがですか?」

 涼子がいたずらっぽく笑う。

「それに、ガラス越しにご覧になるのもちょっと興奮なさると思いますわ。」

 涼子のウィンクに新嶋が頷き、立ち上がった。

「それじゃあ、そうするとするか。」
「あ、あなた・・・」

 雪江がすがりつくように夫を見つめる。その方に新嶋は優しく手をかけた。

「心配しなくても大丈夫だ。・・・須藤さんにいろいろと教えていただきなさい。」

 そう言って、窓の方に歩き去る。窓までは7、8メートルもあるだろうか、サッシを閉めてしまえば話し声などは聞こえなくなってしまう距離である。

 
「さて、・・・」

 涼子は、今まで新嶋が座っていた椅子の位置を少しずらして腰掛けた。ちょうど雪江が窓を背にして、涼子と向かい合う格好になる。

 新嶋からは妻の表情は見えないだろう。二人の間は膝が触れあうほどの距離しかない。

「奥さま、お気を悪くなさらないでくださいね。」

 雪江も顔の赤みが引き、多少は落ち着きを取り戻したようだ。今は好奇心の方が勝っているようである。

「ええ、・・・いったい何が始まるんでしょう。」
「単刀直入にお伺いしますわ。奥さまは先生のことを愛していらっしゃいますよね?」

 いきなりの質問に、雪江はかなり面食らったようだ。

「え?ええっ?・・・・」

 新嶋夫妻の結婚に関しては、二人の年がかなり離れていたこともあったのだろう、当時は財産目当てとかいろいろな憶測がワイドショーなどを通じ流れたものである。

 そういったこともあり、涼子は新嶋夫人がどういった女性なのか少なからず興味を持っていたのだ。

「私、今日初めて奥さまにお会いして、すぐにわかりました。奥さまが先生のことすごく愛してらっしゃるって。」
「お、須藤さん、何を・・・」
「私も奥さまと同じなんですもの。・・・私の場合は先生のお宅よりもっと極端でしたけどね・・・」

「え?」
「私が亡くなった夫と結婚したとき、夫は67才、私は17才でした。」
「・・・・まぁ!」

 雪江が目を丸くしている。涼子の話があまりに予想外の展開だったため、雪江の緊張もほぐれてきたようだ。

「そうなんですの。・・・私、全然存じませんでしたわ。主人も何も話してくれないんですもの。」
「うふ。・・・先生もたぶんご存じないと思います。夫が亡くなってもう13年も経ってますから。」

 涼子の夫であり、須藤製薬の会長であった須藤弘一郎は弘平が3才の時に飛行機事故で亡くなっている。

「まぁ、・・・さぞ大変でしたでしょ?須藤さんはお子さまもいらっしゃるとか・・・。」
「ええ、とてもいい子たちで助かっていますわ。」

 ・・・二人とも私の淫らな体を愛してくれていますの。・・・心の中で涼子がつぶやく。

「ですから、今日奥さまにお会いしてわかったんです。奥さまが先生のことどう思っていらっしゃるのかが・・・。」

 涼子は身を乗り出し、雪江の手を握りしめた。

「奥さま、・・・・愛する人とのセックスにタブーは無いと思いませんか?」
「え・・・?」

「私が夫と過ごしたのは六年間だけでしたけど、その間に私、夫からセックスについてたくさんのことを教わりました。何が快感につながるのか・・・。どうすれば人間はより深い快感を得ることができるのか・・・。」

 雪江は涼子に魅入られたように固まっている。涼子の切れ長の瞳が怪しく光っている。

 そう、いままで、涼子がその気になった相手でこの魅惑の瞳から逃れたものはいない。

 涼子は椅子から降り、雪江の正面に膝を突き、その足に手を這わせた。

「夫はいろいろな快感を私に教えてくれましたわ。・・・人に奉仕する快感。・・・人を隷従させる快感。・・・」

 雪江の目を見つめたまま、着物の裾をかき分け左右に開いていく。雪江の白い脚が徐々に見えてくるが、雪江は全く抵抗しようとしない。

「・・・羞恥心による快感。・・・命令する快感。」

 ・・・血のつながった肉親と交わる快感・・・涼子はその言葉は飲み込む。

「・・・排泄の快感。・・・そしてそれに触れ、味わう快感。・・・」

 ついに雪江の太腿が根元までむき出しになった。その奥に翳りが見える。正式な作法どおり下着を身につけていないのだ。

「あぁ・・・」

 ため息とも喘ぎ声ともつかない声を出し、雪江がのけぞる。涼子が、雪江の太腿に頬をすり寄せている。

「気持ちいい・・・。奥さまの肌、すてき・・・。今日は、私と一緒に気持ちよくなってくださいね。・・・ご奉仕させていただきますわ。」

 涼子の手は雪江の太腿を伝い、最も奥まったところにたどり着いたようだ。雪江の脚が自然に開いてくる。

 涼子は雪江の目を見つめたまま、雪のように真っ白な腿に唇を這わす。

「あ、ああぁ・・・須藤さん・・・」
「涼子って呼んでください、・・・奥さま。」
「りょ、涼子さん・・・私・・・どうすれば・・・」

 涼子がゆっくりと顔を上げた。片手は雪江の秘唇をまさぐっている。

「呼び捨てになさってくださいな。今日の涼子は奥さまに尽くさせていただく牝奴隷なんですから。」

 クチュクチュと音を立てているそこへ、もう片方の手で雪江自身の手を導き、涼子の指と入れ替える。すでに溢れかえっているそこは、雪江の指も簡単に飲み込んでしまった。

 涼子が艶然と微笑んだ。

「どのようにでも・・・、奥さまのお望みのままにご命じください。どんな恥ずかしいご命令でも・・・。涼子は奥さまのしもべですから。」

 新嶋は夫婦でSMやスカトロのビデオを見ていると言った。妻のことを好奇心が強いとも言った。

 ならばここから先どのようにふるまえばよいか、頭の良い雪江ならばわかるだろう。涼子はそう踏んでいた。

 涼子の牝の本能が、雪江の中にある同類の血をかぎつけたのだ。


 雪江は自らの秘唇に二本の指を入れゆっくり動かしながら、ひざまずいた涼子を見つめている。

 その瞳に、今までとは違う光が微かではあるが宿っている。快感に喘ぎながら、ためらいがちに口を開いた。

「りょ・・涼子・・・、あなたの・・・おまえの、恥ずかしい姿を見せなさい。」

 言葉を口にすることにより、自らが自分の内に眠るものに目覚めていく。今の雪江はまさにその状態だったかもしれない。

 言葉が言葉を呼び、快感を呼び起こしていくのだ。雪江の口元には、いつしか好虐的な笑みが浮かんでいた。

「いやらしい姿を見て欲しいんでしょう?涼子、おまえの一番恥ずかしい姿をお見せ。・・・さっさとその服を脱ぐのよ。」

 口ではそう言いながら、雪江の瞳は別のことを語っている。涼子はそんな気がした。

(涼子さんありがとう。私、なにかわかったような気がするの。・・・私、あなたの全てを知りたいわ。)

 涼子は頷き、立ち上がる。

「奥さま・・・・、涼子のいやらしい体を、どうぞご覧になってください。」

 その場で上着を脱ぎ、スカートも取り去る。スーツの下がハーフカップのブラジャーとガーターストッキングだけだったことは、雪江にとっても意外だったようだ。

「まぁ、涼子ったら、スーツの下はそれだけ?本当にいやらしいのね。それも脱ぐのよ。」

 雪江の瞳は語る・・・。

(素敵だわ、涼子さん。・・・きれいな体。・・・早く私に全部見せて。)

「はい、奥さま。」

 片足ずつテーブルの上に上げ、ストッキングを脱ぐ。濡れた秘唇が、否が応でも雪江の目に入ってしまう。

 ブラジャーを外せば、豊かな乳房がはじけるように飛び出し、乳首が大きくなっているのもわかってしまう。

「ふふ・・・、もう濡らしているのね。乳首も大きくしちゃって・・・なんてスケベな体なんでしょ。」

 そう言う雪江のクレバスもすでに愛液を溢れさせ、自ら愛撫するそこはグチョグチョと卑猥な音を立てている。

「さぁ、次は何を見せてくれるの?淫乱な涼子の一番恥ずかしい姿はこんなものではないんでしょう?」 

 雪江が期待するものが何であるか、もちろん涼子はよくわかっている。いっときも躊躇することなく、女として最も恥ずかしいはずの言葉を口にした。

「はい、奥さま。・・・これから涼子は、この汚らしいお尻の穴からウンチをひり出します。・・・奥さまにご満足いただけるよう、がんばっていっぱい出しますので、淫乱牝犬の排便姿をご覧ください。」

 そう言うと涼子は雪江に尻を向け、自らの尻肉を両手で力一杯広げると排便姿をさらすため力み始めた。

 白い裸体がみるみるピンク色に染まっていく。ヒクヒク蠢く菊蕾の向こうに、秘唇も丸見えになっていて、そこからは淫液がだらだらと滴り落ちていた。

「あ、・・・あぁ・・・奥さまぁ・・・・出ますぅ・・・ウンチ出ちゃいますぅ・・・」

 次第に盛り上がってきた蕾が開き、形の良い菊門から茶色の塊が姿を現した。

 まず先に固い糞塊が次々と生み出され、ボトボトと床の上に落ちる。ついで幾分柔らかいものが、今度は途切れることなく先の便塊の上に小山を築いていく。

 見られながら排泄することによるエクスタシーが涼子を襲っていた。

「あぁー、ああぁーーっ!ウンチーッ!気持ちいぃーっ!涼子、奥さまの前でウンチしてますーっ!見て、見てぇーっ!ウンチったれの牝犬涼子をご覧くださいーーっ!」

 涼子の体がガクガクと震え、その秘部から大きな音と共に小水が迸る。黄色い液体が床に大きな水たまりを作っていく。

(す、すごいわ・・・・・・)

 涼子の排泄姿を雪江は息をのんで見つめていた。特有の不快な匂いがしないせいもあり、不思議と嫌悪感はない。

 無意識のうちに自らの肉芽と秘唇を嬲る手に力がこもってしまう。雪江にもエクスタシーの波が押し寄せてきているようだ。

(涼子さん、すごい・・・。排泄することであんなに感じることができるなんて・・・。私も、・・・私にもできるのかしら・・・。ううん・・・、今はそれよりも、触れてみたい。・・・涼子さんのあのウンチに・・・、おしっこに・・・、あの素敵な香りを思い切り吸い込んでみたい・・・。味わってみたい・・・。)

 秘部をまさぐっていた手を離す。ヌチャッと湿った音がし、溜まっていた淫液が溢れ出た。

 雪江はエクスタシーの余韻に浸っている涼子を見つめながら、帯を解き着物を脱いでいく。
 

「りょ、涼子・・・」

 興奮のあまりかすれてしまった雪江の声に、涼子は我に返り振り返る。

「あ、・・・奥さま!」

 涼子はポカンと口を開け、目の前の裸体に見とれてしまった。


 雪江の肌は白い。・・・真っ白である。

 涼子も肌は白い方だが、雪江の肌はそれよりもいっそう白く、透き通っているかのようである。その肌が弛み一つなく、瑞々しく張りつめている。

 とても四十過ぎの女の体ではない。

 ツンと上を向いた乳房も、引き締まったウエストも、まるで二十代の女のようで、秘部の翳りだけが黒々と純白の裸体を飾っているのがかえって卑猥さをかき立てている。

(奥さま、・・・・なんてきれいな、・・・・予想はしていたけれど、これほどだなんて・・・・)

 天女のような雪江の口が開く。

「涼子?・・・たっぷりと出したわね。・・・・ウンチを垂れ流しながらイってしまうなんて、涼子は本当に変態なのね。そのいやらしいビチョビチョのオマンコはなに?クリトリスをそんなに大きくさせて、よがり狂って、・・・女として恥ずかしくないの?」

 その汚れを知らぬかのような容姿と、卑猥な言葉とのアンバランスがいっそう淫猥に感じられる。

 その一言一言が二人の快感を一層刺激するのだ。

 雪江自身も今まで口にしたことのないそのような言葉を口にすることによって、興奮が高まっているらしい。太腿に流れる愛液がそれをものがたっている。

「こ、こんなにたくさんのウンチ、・・・・いったいどこに入っていたのかしらね。涼子の体の中にはウンチしか入っていないの?」

 ゆっくりと・・・・スローモーションのように、雪江が大便の山に手を伸ばしていく。涼子は声もなくそれを見つめていた。

「いやらしい・・・、本当にいやらしい・・・、変態涼子のウンチ・・・・」

 グチョ・・・大便の山に手を突っ込む。

「ああ、・・・・暖かい、・・・・」

 一掴みの便を手に取り顔に近づけ、深々と息を吸い込む。

「んん・・・・、いい匂い・・・・」

 そして、・・・うっとりとした表情のまま雪江は美しい唇を開くと、その便塊をまるで最高級の料理を口にするように口にしたのだ。

「・・・・・あぁ、・・・・・美味しいわ。・・・ングング・・・なんていやらしいんでしょう。私の口にまで。・・・ング・・・入ってくるなんて、。・・・ング・・・涼子のウ、ウ・・ウンチ・・・・」

 雪江のその行動は、さすがに涼子にとっても全くの予想外だった。目の前で美しい人妻が、秘部から愛液を流しながら、涼子の大便をうっとりと咀嚼している。

(まさか、・・・・こんなにも早く順応なさるなんて、・・・なんてすばらしい方なんでしょう。・・・こんな素敵な奥さまをお持ちの新嶋先生がうらやましいわ。・・・・あ!)

 忘れていた!快感に溺れきってしまい、涼子はすっかり新嶋画伯のことを忘れていたのだ。

 さりげなく窓の方の様子をうかがうと、ガラス越しに新嶋画伯がこちらの様子をうかがっている。その表情はかなりせっぱ詰まっているようだ。

(うふふ・・・、ごめんなさい、先生。もう少しだけお待ちくださいね。)

 一心不乱に涼子の便を貪っている雪江に、涼子は優しく声をかける。

「奥さま、変態涼子のウンチをそのように味わっていただきありがとうございます。淫乱牝犬の涼子は幸せでございますわ。」

 涼子と雪江の視線が絡み合った。

「それで、・・・奥さま、・・・もしよろしければ、変態涼子のウンチで奥さまの体もお化粧させていただけないでしょうか?」

 艶然と雪江が頷く。

 涼子は両手に自分の大便をとると、雪江の胸にべっとりと押しつけた。

「あぁっ! あぁぁん・・・・」

 雪江が乳房をつき出すように身をくねらせ、色っぽい喘ぎ声をもらす。

 なおも涼子は、床に溜まった小水で手を湿らせ便を塗りやすくしながら、雪江の体に便を塗り延ばしていった。

 形の良い乳房から乳首へ、・・・乳房の下から首の回り、そして臍の回りへと・・・。

「あああん、・・・ウンチ、涼子のウンチ塗ってるのね・・・。ああん、変な感じがするわ。お肌にウンチが染み込んでくる~・・・涼子さんのウンチ、ウンチが気持ちいいーー!・・・あぁぁぁ、ウンチ!ウンチィィィーーーッ! ウンチが気持ちいいのぉぉぉーーー!」

(あら、”涼子”が”涼子さん”に戻ってしまったわ。・・・そろそろ仕上げに入りましょうね。)

「さあ奥さま、お顔もきれいにしましょうね。」

 雪江の頬にも便を延ばしていく。

「とってもきれいですわ、奥さま。」

 雪江がとろりとした目で涼子を見つめる。

「あぁ、・・・涼子さん、・・・・私、・・・・幸せだわ、・・・こんな素敵な世界があったなんて・・・。涼子さん、・・・ありがとう。・・・」
「私も、奥さまのような方とお知り合いになれて幸せですわ。奥さまは今日生まれ変わったんです。今日からの奥さまは、私と同じ淫乱ウンチ奴隷なんです。」
「淫乱・・・ウンチ・・・奴隷」

 同じ言葉を繰り返す、雪江の表情はさらに何かを求めている。それもそうだろう、雪江はまだ絶頂を極めていないのだ。

「あぁ、・・・涼子さん、・・・」
「なんですか、奥さま。」
「私も、・・・・私も、ウンチしたいわ。・・・淫乱・・・ウンチ・・・ど、奴隷・・・ウンチ奴隷の雪江のウンチ、・・・ウンチをして、か、感じちゃういやらしい姿を・・・涼子さんに見て欲しい。・・・」

 涼子は精一杯優しく微笑み、雪江を立たせた。

「もちろん見て差し上げますわ。・・・私も奥さまのウンチ、味あわせていただきたいんですもの。・・・でも、その前に美しくお化粧した奥さまの姿、先生・・・ご主人様に見ていただきましょう。」

 ゆっくり雪江を振り向かせる。雪江はずっと窓に背を向けていたので、新嶋画伯からは雪江の大便に彩られた姿は見えていなかったのだ。

 窓ガラスの向こうで新嶋画伯が息をのんでいるのがわかる。

「あぁ、・・・・あなた、・・・」


 涼子が囁く。

「奥さまは生まれ変わったんですから、あなたなんて呼んではいけませんわ。あそこにいらっしゃるのは、奥さまの大切なご主人様です。」
「ご、しゅ、じん、さま・・・」
「そう、ご主人様です。・・・さぁ、ご主人様がお待ちですわ。最高の快感は最愛のご主人様と一緒に分け合いましょうね。」

 涼子が雪江の手を取って、窓に向かって歩き始めた。
 

 新嶋画伯の前のガラスサッシが涼子によって開かれる。一歩室内に踏み込んだ新嶋の前に、体と頬を茶色く染めた雪江夫人が、両手を広げ微笑みながら立っている。

「あなた、・・・・ご主人様、私、きれいですか?」

 新嶋がごくりと唾を飲む。

「涼子さんにお化粧していただいたの。・・・涼子さんのウンチとっても美味しいんですのよ。」

 新嶋の足下にひざまずき、服を脱がせ始めていた涼子が、新嶋を見上げた。

「ご主人様、・・・お待たせして申し訳ありませんでした。奥さまをお返しいたしますわ。・・・ご主人様の奥さまは、たった今生まれ変わりになられました。今日から奥さまはご主人様のウンチ奴隷です。」

 サマーセーターを脱がせながら、その耳元に囁く。

「そして、今日は”私も”ご主人様のウンチ奴隷ですわ。・・・せ・ん・せ・い・・・」
「お・・・、す、須藤さん・・・」

 涼子が微笑む。

「いやですわ、涼子とお呼びになってくださいな。・・・さぁ、ご主人様、淫乱ウンチ奴隷の奥さまをよく見てさしあげてくださいませ。」

 素裸になった新嶋が雪江と向かい合う。新嶋の分身は痛いほどにそそり立っている。

「きれいだ、雪江、・・・君のこんな姿を見られるなんて夢のようだよ。・・・」

 雪江が顔を赤く染める。その仕草はまるで少女のようだ。

「ご主人様、・・・私、・・・・」

 言葉に詰まる雪江に、涼子が助け船を出す。

「ご主人様、・・・淫乱ウンチ奴隷の奥さまはご自分の排泄姿を誰かに見て欲しいようなんです。・・・どうなさいます?」
「どうって、・・・・儂は雪江のウンチなら、・・・その・・・口に直接して欲しいくらいだが、・・・・」

 涼子は笑っている。

「それはちょうどいいですわ。それじゃあご主人様はそこに横になってくださいますか?背中が少し痛いかもしれませんけど、ちょっと我慢なさってくださいね。」

 新嶋を床に横にならせる。

「奥さまは、ご主人様の顔の上に跨って。・・・そう、頭の方にお尻を向けて、・・・」

 雪江の白い双臀が新嶋の顔を隠す。

「ああああ、・・・・ご主人様、・・・・私、こんな格好して、・・・・本当にウンチしちゃってよろしいんでしょうか?ご主人様のお顔を・・・ぁぁぁ、恥ずかしいウ、ウンチで汚してしまいますぅ・・・」

 尻の下から、新嶋の声が響く。

「いいんだよ。思い切りしなさい。・・・その、・・・儂の命令だ。・・・」

 その様子を見ながら、涼子は新嶋の脚の間に移動していた。そそり立っている新嶋の分身に手を添える。

「奥さま、・・・ご主人様のオチンチン、私にいただかせてくださいね。・・・」

 雪江が頷く。

「いいわ、涼子さん。・・・ご主人様のオチンチン愛してあげてくださいね。」

 雪江の承諾を得、涼子は嬉々として新嶋の肉棒にむしゃぶりついた。

 新嶋の分身が涼子の口の中で大きく膨れ上がりびくびくと震えている。絶頂が近づいているのかもしれない。無理もない、今日は今まで相当我慢していたのだろう。


(先生、たっぷりお出しになってくださいね。先生のザーメン、涼子が一滴残らずいただきますわ。)

 新嶋の顔の上で力んでいた雪江にも、限界が近づいているようだ。

「涼子さん、・・・あぁ、出そう、・・・んんん・・・・んあ・・んふぅ・・・あ、で、出る!・・・・ご主人様、・・・ウンチ・・・ウンチが出ちゃいますぅぅ。・・・あああ・・・涼子さんもぉ・・・ぁぁ、ご、ご覧になってぇ・・・い、淫乱ウンチ奴隷の、雪江の・・・ウンチ! ウンチをーーーご、ご覧になってーー!!・・・あああああ! ご主人さまぁーー!雪江、ウンチ、ウンチが出ちゃいますぅぅぅ! ウンチ出ちゃうぅぅーーー!」


 そして・・・、

 雪江は大量の糞便と小便を夫の顔面にぶちまけると同時にオルガスムスに達し、それと同時に新嶋も涼子の口中に、六十過ぎとは思えないほどこってりした精液を大量に放出したのだった。

 涼子はその目的を達成したのである。


 
 そのあと、今度は新嶋の排便を雪江と涼子が顔を寄せ合って受け止め、互いに口づけするように貪りあった。

 さらに涼子が排泄後の菊門を舐め回す前で、雪江は大便まみれの口で新嶋の肉棒をしゃぶりそそり立たせた後、自らの秘唇に受け入れ、新嶋は今日二度目の放出を愛する妻の体内の奥深くに放ったのである。

 事後の雪江の膣口から新嶋の精液と雪江の愛液を涼子が啜り、舌でそこを清めたのはいうまでもない。


 また、風呂場で互いの体を洗いあったあと、雪江は涼子のリードでアナルの処女も新嶋の肉棒によって破られたのだ。

 夕食をごちそうになることになり、雪江の手料理を待つ間にも今度は涼子が新嶋にアナルを貫かれ、結局この日新嶋は雪江と涼子の中で二回づつ、計四回もその精を放出したのだった。年齢からすれば驚異的な精力といえることである。

 最後にはさすがに疲れたのか、涼子が新島宅を辞するときには新嶋はソファーに身を沈めウトウトとまどろんでおり、代わりに雪江が玄関まで見送りに出てくれた。

 
「あの、・・・涼子さん?」

 廊下を歩きながら雪江が遠慮がちに声を発する。

「なんでしょう、奥さま?」

 さっきまであれほどよがり狂い、乱れていた雪江と同一人物とはとても思えない。平素通り和服をきっちり着こなした、清楚な人妻がそこにいる。

「その、・・・今日のようなプレイは、・・・その、・・・」

 涼子も先ほどまでとは別人のように、きりりとしている。雪江が言いたいことをもちろん涼子は分かっている。

「ええ、もちろん、我が社では単に商品の納入だけではなく、実地の指導もそのメニューに加えていますわ。お客様のニーズに合わせて、私以外にも適切なスタッフを派遣しております。・・・今日のプレイは、初回ということでサービスにさせていただきますので、そのように先生にもお伝えください。」


 ではあの口づけもなにもかも、涼子は仕事上のプレイだったと言うのだろうか?・・・涼子の口から流れてくる流暢な説明を聞きながら雪江は少し寂しい気持ちがしていた。


 玄関につき、靴を履いた涼子がふりかえる。涼子の方が相当身長が高いので、こうするとちょうど目線がそろうくらいになる。

 涼子の言葉にはまだ続きがあった。

「ただ・・・」

 ただ・・・?

 いきなり涼子が雪江の手を引き、抱き寄せる。そしてその耳に甘く小さな声で囁いた。

「奥さまからのお誘いでしたら、いつでも私、個人的にお相手させていただきますわ。・・・もちろん先生には内緒ですけど。」
「りょ、涼子さん!」

 雪江の口を涼子の唇が塞ぐ。

「んんん!・・・ぅむ・・・」


・・・長い口づけのあと、涼子はバッグから名刺を取り出し、裏にさらさらと何か書いて雪江に差し出した。

「名刺をお渡ししておきますね。こちらは私のプライベート用のナンバーです。・・・うふふ、どうぞいつでも・・・いつでも、お電話くださいね。」

 再び雪江の耳元に口を寄せる。

「・・・そのときは、そのいやらしい体に、臭いウンチをたっぷりと溜めておくのよ。・・・いいわね、雪江。」


 雪江の返事を待たず、深々と礼をすると涼子は玄関の戸を開け立ち去った。

 残された雪江は、涼子の名刺を胸に抱き頬を赤く染めて、しばらく一人玄関に立ちつくしていたのである。
 
 
  1. 2012/05/22(火) 16:10:12|
  2. BLOOD1
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BLOOD1:3~涼子~母の帰宅

3~涼子~母の帰宅

 
「弘ちゃ~ん!」
「んーー?」

 階下から弘平の名を呼ぶ、姉の声がする。
 姉と二人の夕食後、弘平は自分の部屋でパソコンに向かっていた。もちろん何も身につけていない。

 階段を上がってくる姉の足音に、弘平は開いていたメーラーのウィンドウを閉じる。電子メールでいったい何をしていたのだろうか、机の下では股間の分身が堅くなっていた。

「ねぇ、弘ちゃん。」

 ドアを開け、姉の顔が覗く。

 麗奈の服装はいつもの通りの白いガーターストッキング。その上からブルーのニット地のカーディガンを羽織っている。

 裾が膝まで届くロング丈の最近お気に入りの一着である。横にスリットが入っていて、ガーターベルトと白い太腿が覗いている上、前はボタンを留めても豊満な胸の谷間がほとんど丸見えになってしまう。

 こんな服でも、麗奈が何かを身につけるときは、来客か外出の時だけだ。

「なに?そんな格好して。どっか、出かけるの?」
「ママから電話。向かえに来てって。・・・駅まで行って来るわ。」

 そう言った麗奈の視線が振り向いた弘平の下半身で止まり、いたずらっぽく笑う。

「勉強してるのかと思ったら、・・弘ちゃん、パソコンで何してたのよ?じきにママが帰って来るんだから、無駄に精力使っちゃダメよ。」

 子猫のような瞳でウィンクし、ドアを閉じる。しばらくあと、ガレージから出てゆく4WDの排気音が窓の外から聞こえた。

 弘平はパソコンの電源を切り、机の前に立ち上がって軽く背伸びをする。母親が帰宅すると聞いて、期待感に弘平の分身はさっきよりいっそうその堅さを増していた。

 
 
 しばらく後、麗奈が駅前の送迎用駐車場に着いたとき、いつもの場所にまだ母親の姿は見あたらなかった。

(ちょっと早かったかな。)

 カーステレオからは、お気に入りの女性歌手の曲が流れている。勤め帰りの人々で混み合う時間帯はもう過ぎているが、それでもまだ家路を急ぐ人がぱらぱらと麗奈の車の前を通り過ぎて行く。

 やがて次の電車が入ってきたようで、駅の出口から大勢の人がどっと出てきた。

(あ、ママ!)

 その一団の中に、麗奈は母須藤涼子の姿を見つけることができた。

 169㎝の身長にハイヒールを履いているため、その姿は人混みの中でもひときわ目立つ。もちろん、彼女が目立つ理由はそれだけではない。

(ママ、かっこいい~・・・)

 人混みをかき分けて颯爽と歩いてくるその姿に、麗奈は思わず見とれてしまう。

 今日の涼子の服装は、体にぴったりフィットする胸元が大きく開いたデザインのグレーのスーツ。膝上丈のタイトスカートに、黒いストッキングに包まれた形のいい足が眩しい。

 肩から下げた黒い大きなエナメルのバッグとそのスーツの取り合わせは、どう見ても涼子を二人の子持ちの母親には見せない。

 特徴的な太い眉と切れ長の瞳にフレームレスの眼鏡をかけ、長い髪をアップにまとめているそのきりりとした美貌と、スーツのデザインによっていっそう強調されている豊満な肉体に、すれ違う男はその大半がふりかえり後ろ姿を眺めていた。

(ママって姿勢がいいから、歩く姿が格好いいのよねぇ・・・とっても38才には見えないわ。)

 
 涼子が麗奈の車に気が付いたらしい。小さく手を振って駆け寄ってくる。

(ママのあの凛とした姿って、どう見てもどこかのキャリアウーマンよね~・・・)

 事実、普段の涼子は、小さいながらもれっきとした健康食品の販売会社を、その卓越した経営能力で切り盛りする優秀な経営者なのである。

 麗奈の口元に少しいやらしげな笑みが浮かんだ。

(ここにいる誰も、絶対想像できないわね。・・・ママのもう一つの顔。)

 涼子がドアノブに手をかける。

(外ではツンとすましているママが、本当はエッチなしではいっときもいられない、スケベでいやらしい変態だなんて・・・)

「ただいまぁ、・・・麗奈ちゃん、ありがとう・・・」

 少し息を切らせて、涼子が助手席に乗り込んできた。涼子の愛用する香水の匂いが、車内に広がる。いつもより少し香りがきついような気がする。

「ごめんねぇ、遅くなって。お客さんに商品を届けてた・・・・・ん?・・んん!」

 涼子の唇が、娘によって塞がれた。母の唇をこじ開け、麗奈の舌が差し込まれる。

「むむ・・・・ん・・・」

 一瞬とまどった涼子だったが、すぐに麗奈の口づけに答える。舌と舌を絡ませ、お互いの唾液を交換する情熱的なキス。

 麗奈の頬に押されて涼子の眼鏡がずれる。時折通行人が車の前を通るが、おかまいなしに互いの唇をむさぼりあっている。みるみる涼子の体の力が抜けてきた。

(・・・?)

 母の口を吸いながら、その口中に残るかすかな香りに麗奈が気づいた。

(この味、・・・ママったら、・・・)

 ゆっくりと口を離す。二人の口の間に唾液が糸を引き、涼子が艶っぽく息を吐く。

「ああ・・・麗奈ちゃ~ん・・・」
 

 眼鏡をずり下げたまましなだれかかろうとする涼子に取り合わず、麗奈はツンと前を向いて車をスタートさせた。

 てっきり続けて愛撫してもらえると思っていた涼子は、肩すかしをくらってしまった格好である。

「あふん・・・・麗奈ちゃんのいじわる。」

 横目で母の顔を見る麗奈の表情が妙に冷たい。

「麗奈ちゃん?・・・何か怒ってるの?」

(私が気づかないとでも思ったの?口臭防止薬でごまかしたってわかるのよ。)

「・・・ママ?」
「なぁに、麗奈ちゃん?」

 正面を見てハンドルを握ったまま無表情に麗奈が次に言った言葉に、涼子の表情が引きつった。

「ママのお口、ザーメンの味がするわ。」
「あ・・・・!」

 涼子が反射的に口に手を当てる。

「私や弘ちゃんを放っておいてどこに寄っていたの?しかも私に迎えまで頼むなんて、ずいぶん図々しいんじゃない?」

 麗奈の言葉は容赦がない。涼子はすっかりしどろもどろになっている。

「あ・・・ご、ごめんね。麗奈ちゃん・・・あ、あのね、お得意さまに商品を届けて・・・」

(まだまだよ。まだ許してなんてあげられない。)

 涼子の言葉を、麗奈は冷たくさえぎる。

「それでその男のチンポをしゃぶってきたわけね。さぞや立派なお得意さまなんでしょうね。」

 今の麗奈は、昼間弟の体を貪りよがり狂っていた麗奈と同一人物とは、とても思えない。その一言一言が好虐的で、自分の言葉に対する母親の反応を見て、楽しんでさえいるようである。

「あ、あ・・・・麗奈ちゃん・・・・違うの・・・あのね・・・」
「いいわけはいいわ。うちに帰ってから、弘ちゃんと二人でじっくりと聞いてあげる。」
「あ、イヤ、・・・お願い。好ちゃんの前では・・・、ダメよ、お願い、麗奈ちゃん・・・」

 すがりつく涼子の手を、冷たく払いのけた。

「いまさらなに言ってるのよ!」
「あぁん、麗奈ちゃ~ん!」

 麗奈を見つめる涼子の態度が少し変わってきた。その声の響きがどこかしら艶を帯びている。もちろん麗奈は運転しながらも、その変化を見逃さない。麗奈の口元に笑みが浮かぶ。

(ふふ・・・素敵なママ、・・・感じてきてるのね。お楽しみはこれからよ。)

「変態ママにはお仕置きが必要ね。・・・そのスーツを脱いで。」
「え?・・・ここで?」
 

 駅を離れたあと、車は住宅地の方へ向かっているため人通りはそれほどではない。

 しかし、車の通行量はそこそこあるので、信号で止まったりすれば横に止まった車からは丸見えになってしまうかもしれない。

「当たり前でしょ!男に抱かれてきたいやらしいママの体を見せるのよ!」

 麗奈の声からは嬉しそうな響きさえ感じられる。あきらかに、母親を言葉でなぶることを楽しんでいるようだ。

(そうやって恥じらっているママが好きよ。・・・昼間、きりっとしている姿からは想像できない、淫らなママが好き。)

「さぁ、ママ脱ぎなさい。」
「わかったわ、麗奈ちゃん」

 優しいが有無を言わせない口調の麗奈の言葉に、涼子はそれ以上逆らおうともせずジャケットのボタンを外し始める。

 上着の下には、黒いレースのブラジャーしか着けていない。バストを下から支えるデザインの、ハーフカップのブラである。

 95㎝の豊満な乳房が今にもこぼれ落ちそうで、白い胸元が眩しい。
 
「脱いだ物は後ろに置くのよ、ママ。」

 手を震わせながら涼子がジャケットの袖から腕を抜き、簡単に畳んで後部座席に置く。

「スカートも脱ぐのよ。」
「ええ・・・」

 タイトスカートの横のホックを外し、腰を少し上げスカートを取り去る。

 黒いガーターストッキングが、ブラジャーとお揃いの、レースをふんだんに使った黒のガーターベルトで吊られている。

 ショーツは穿いていず、下着と同色の漆黒の繁みが陰部を飾っている。

 その様子を横目で確認し、麗奈がいきなり涼子の秘部に手を伸ばし、繁みの中をまさぐった。

「あ、いやっ・・・」

 涼子が身をよじらせてよけようとするが、麗奈の指はすでに母親の亀裂をとらえていた。指先にぬめりを感じて麗奈は思わず微笑む。

(やっぱり、・・・もうこんなに濡らしてる。いやらしいママ・・・)

「動いちゃダメよ、ママ。オマンコこんなに濡らしてるくせに。・・・気持ちよくなりたいんでしょ?こんなに溢れてるじゃないの。・・・足を開くのよ、ママ。それと、両手を頭の上に上げて。」

 片手でハンドルを握りながら、左手で母親のクレバスをまさぐり続ける麗奈。

 そこは熱い液体が溢れていて麗奈の指を吸い込むようにからみつき、勃起したクリトリスが手の平を突いている。

「あぁ・・・麗奈ちゃん、許して・・・」

 口ではそう言いながらも涼子の両足は、麗奈の愛撫をもっと深くまで受け入れようとゆっくりと開いていき、同時に両手を頭の後ろで組み、脇の下に艶々と輝やく漆黒の繁みを晒す。

 娘の指を深々と受け入れた涼子の秘唇からは、グチャグチャといやらしい音が聞こえている。

「いい格好ね、ママ。変態ママにふさわしい恥ずかしいポーズ。・・・それにいやらしい音。ほら、こんなになっちゃってる。」

 麗奈が母親のクレバスに挿入した指を激しく動かすと、指の動きにあわせて腰を揺する涼子の秘唇から、溢れた愛液がシートに飛び散る。

「あ!あぁ~・・・!麗奈ちゃ~ん!」

 悶えながらも、涼子は決して足を閉じようとはしない。手も頭の上に上げたままである。

 そこにまるで目には見えない拘束具が存在するかのように、涼子はその淫猥なポーズをとり続けるのだ。

 
 正面からライトで照らせば、涼子の痴態は丸見えになっていただろう。しかし、幸か不幸か住宅街に入ってからは、対向車は全くなくなっていた。二人の家ももうすぐである。

 涼子の絶頂も近づいてきたようだ。

 突然、麗奈が母親の下半身から手を引いた。娘の愛撫で達することを期待していた涼子はエクスタシーの寸前で、またはぐらかされた格好になってしまう。

 シートに浅く座り両足を開き、腕を上げて腋窩を晒したまま、涼子は顔を横に背け大きく喘いでいる。上気した顔がたとえようもないほどイヤらしく、艶っぽい。

「あぁぁ・・・麗奈ちゃん・・・」

 母親の愛液に濡れた自分の指を、麗奈が美味しそうに舐めた。車内に立ちこめる興奮の熱気で、少し曇ってしまった眼鏡越しに涼子がそれを見つめる。

「淫乱なママの味がする。美味しい。・・・・さぁ、着いたわよ。・・・弘ちゃんが待ってるわ。本番はこれからなのよ。」

 ヘッドライトの明かりに、二人が愛する弘平が待つ我が家の明かりが浮かんだ。
 
 


 玄関では麗奈の運転する車の音が聞こえて降りてきた弘平が待っていた。もちろん裸のままで、腿間には巨大な逸物が隆々と立っている。

 玄関のチャイムが短く二度鳴ったあと、鍵を開けて涼子と麗奈が入ってきた。

「マ、ママ・・・!」

 黒い下着にハイヒールという姿で両手を頭の後ろで組んでいる母親の魅惑的な姿を見て、弘平は息をのむ。後ろから麗奈が涼子が着ていたスーツとバッグを抱えて入ってきた。

「弘ちゃん、ママのお帰りよ。」

 麗奈が笑いながら言う。涼子は頬を赤く染め、眼鏡の奥から潤んだ瞳が弘平を見つめている。

「弘ちゃん、・・・ただいま。・・・遅くなってごめんなさい。」
「ママ、今日はどうしちゃったのさ。その格好で車に乗ってきたの?」

 麗奈が代わりに答える。

「そうよ。今日は淫乱ママにお仕置きなの。」
「お仕置き?」
「そう。・・・ママったらね、口からザーメンの匂いをプンプンとさせて帰ってきたのよ。」

 そんなこといつものことじゃないか、・・・そう思ったが、もちろん口には出さない。

 母も姉もこういうやりとりをすることで感じているのだ。

 涼子の内腿には溢れた愛液が伝っていて、ストッキングに染みを作っているし、麗奈の瞳も興奮に光っている。カーディガンの裾に隠されて見えないが、麗奈のクレバスも溢れているに違いない。

「ふぅん、・・・ママ、そんなことしてて遅くなったんだ。じゃあお仕置きもしょうがないね。・・・でも、お仕置きのはずなのに、ママの太腿ベトベトになってるよ。」
「あぁ、弘ちゃん、言わないで。」

 涼子が思わず身を屈めようとするが、麗奈が背中を押してそれを止める。

「ママ、ダメよ。弘ちゃんがこうして出迎えてくれてるんだから、まず最初にすることがあるでしょ。」

 麗奈と目を見合わせた弘平が、うなずいて一歩前に出る。

「さぁ、ママ、僕のこれにちゃんと挨拶してよ。」
「あぁ・・・弘ちゃん・・・弘ちゃんのオチンチン・・・」

 涼子の視線は勃起した弘平の分身に釘付けになっている。そのまま玄関のタイルに膝をつき、弘平の下半身ににじり寄っていく。

「弘ちゃん、ただいま。・・・んんむ・・・」

 両手で弘平の分身を支え、先端からゆっくりと口に含んだ。舌を伸ばし丁寧に舐め始める。

「んむむ・・・ジュル・・・むむ・・・ジュジュ・・・」

 唾液をたっぷりと溢れさせ、頬を膨らませながら、裏側のすじを舌でなぞり歯茎の裏で先端部を刺激する。

「うう・・・ママ・・・」

 弘平の背筋をしびれるような快感が走り抜けた。母の頭を両手で押さえ、弘平はその快感に耐える。 

 涼子は精一杯の愛情を込めて、その愛おしいものに口唇愛撫を続けている。

「んん・・・レロレロ・・・・んむむ・・・・チュバチュバ・・・」

 先端を持ち上げ、肉棒の裏側を舌と唇で舐め、玉袋も口に吸い込んで舐め回す。涼子の目はいっときも弘平の顔から離れない。

 息子の反応を確かめるように、幸せそうに微笑みながらその表情を見つめている涼子の口の端から、涎が糸を引いて滴り落ちた。


 二人の様子を潤んだ瞳で満足げに眺めた麗奈が、玄関に上がりクローゼットの扉を開く。

 涼子のスーツをハンガーに掛け、自分もカーディガンを脱ぎストッキングだけの姿になった。麗奈の無毛のクレバスから太腿にかけての一帯がヌルヌルと光っている。

 麗奈は一瞬そこに手をやってしまいそうになるが、何とか思いとどまった。

「さぁ、ママ、いつまでそうやっているの?」

 無造作に涼子の腕を引っ張って立たせる。麗奈の態度はどこまでも素っ気ない。

「んんああぁ・・・・・・」

 またしてもお預けをくらった涼子の口から、弘平の肉棒がジュルッと音を立てて抜ける。

「ママはまだ他にもしなければならないことがあるでしょ?弘ちゃんも来て。」

 そう言って涼子の手を引き、リビングのドアを開ける。

 
「さあ、ここに腰掛けて。」

 麗奈が食卓の背の高い椅子をリビングのソファーの前に動かす。その手にはさっきクローゼットから出しておいた、何本かの短いベルトが握られている。

 娘の命じるままに腰掛けた涼子の腕を椅子の背の後ろに回し、細いベルトで固定する。同時に両方の足も椅子の幅に開かせ、椅子の脚に固定してしまう。

「あぁ、麗奈ちゃん・・・・ママにこんな恥ずかしい格好させないで。」
「そんなに濡らしちゃって、いまさらなに言ってるのよ。」

 麗奈は母の言葉に全く取り合わない。黒いレースのブラジャーの真ん中に手をかけると、ぐいっと引き下げる。風船のようにピンと張りつめた乳房が、ブルンとむき出しになった。

「ほぅら、オッパイだって興奮してこんなになっちゃってる。」

 痛いほどにいきり立った乳首を、麗奈が指でピンとはじく。

「あ、あぁ・・!麗奈ちゃん!」

 悶える涼子にかまわず、麗奈は後ろをふり向いてしまった。涼子は一人取り残されたようになる。

「さぁっ、弘ちゃん、座って。」

 麗奈はうきうきと弘平の手を引いてソファーに座らせ、自分もその隣にすり寄るように身を沈める。

「ほぅら、ママの淫乱なオマンコが丸見えよ。」
「ほんとだ、ビチョビチョになってる。」

 弘平も調子を合わせている。

「だめよぉ・・・そんなに見ないで~・・・ママの恥ずかしいところ見ないでぇ・・・」

 涼子の声が艶を帯び、その秘唇からは淫液が止めどもなく溢れている。娘と息子に見つめられながら、あきらかに興奮しているのだ。クリトリスが勃起し、小指の先ほどの大きさになって顔を出している。 

 麗奈の手は、こちらもヌルヌルになっている弘平の分身をゆっくりとしごいていた。弘平は弘平で姉の秘部に手を伸ばし、クレバスの中を指先でもてあそんでいる。

「ママ、・・・一人で悶えていないで。そろそろ始めるのよ。」
「は、はじめる・・・?」

 涼子は麗奈の意図が飲み込めない。麗奈が言葉を続ける。

「弘ちゃんと二人で、ママの言い訳を聞いてあげるって言ってるのよ。淫乱ママが今日どこで何をしてたのかちゃんと報告してね。」

 麗奈の意図が分かり、涼子の目が見開かれる。

「そ、そんな・・・・だめよ・・・あぁ・・・」

 一瞬ためらいの表情を見せたが、涼子の覚悟はすぐに決まったようだ。

 母親としての良識よりも、二人の子供の前でもっともっと辱められることに対する期待のほうが勝ってしまう。快感を求める淫らな血の騒ぎを、涼子自身自分でもどうしようもなくなってしまっていたのだ。

「わかったわ、話せばいいのね。」
「”わかったわ”ですって?なによその言い方。まるで私が無理矢理に話させようとしているみたいじゃないの。」

 そうじゃないか。・・・弘平はそう思ったが口にはしない。そんなことは涼子も麗奈も、十分承知していることなのだ。

 こういった言葉のやりとりにより、涼子だけでなく麗奈自身も興奮しているのである。麗奈の濡れかたと目の輝きがなによりもそれを証明している。

「お願いのしかたが違うんじゃないの?”ママの意志”で、話すんでしょ?」

 涼子も、今度はすぐに麗奈の言葉の意味が分かったようだ。眼鏡の奥で興奮に潤んだ瞳が二人を見つめる。

「あぁ・・・・麗奈ちゃん、弘ちゃん、・・・ママはこれから、今日外でどんないやらしいことをしてきたのかお話しします。・・・退屈でしょうけど、淫乱で変態のママがお口からザーメンの匂いをさせながら帰ってきたわけを、どうかお聞きください。」

 麗奈が満足したように頷く。

「ママのお願いじゃしょうがないわね。弘ちゃんのオチンチンを可愛がりながら聞いてあげるわ。でも、私たちを退屈させたら承知しないわよ。」

 涼子の目を見つめたまま唇を舐め、身をかがめると見せつけるように弘平の肉棒をベロリと舐める。

「ふふ・・・上手に報告できたら、淫乱ママへのご褒美を考えてもいいわよ。」

 麗奈の口元が淫猥に歪む。


 弘平の肉茎に幸せそうに舌を這わせる麗奈と視線を絡ませながら、涼子の告白が始まった。
 

「今日ママは商品をお届けに、新島先生のお宅に寄って来たの。」

 弘平がヒューと口を鳴らす。

「新島って、画家の新島章吾?すげぇ・・・」

 麗奈も思わず弘平の分身から口を離し、顔を上げる。

「新しいお客さんね。・・・大物じゃないの、ママ。」

 新島章吾といえば、鬼才として知られる日本画壇の大物である。もう70才近いはずだが、いまだに精力的に創作活動を続ける傍ら、最近ではテレビ番組などにも出演している。

 旧華族の家柄と言うこともあり、年齢を思わせないダンディーな容姿で、人気も高い。

 10年ほど前にふた回り以上も年下の雪江夫人と結婚し、現在は都内の超高級住宅地の豪邸で二人暮らしである。

「あの先生、すました顔してテレビとか出てるけど、けっこう好きなんだぁ。」

 弘平が感心したようにつぶやく。

「一流の芸術家なんて、そんなものじゃないの?・・・ましてやテレビで見てもあれだけ生き生きとしている人だもの、エッチが嫌いなわけないじゃない。」

 訳知り顔に麗奈が言った。涼子が少し笑顔を見せ、言葉を続ける。

「新島先生のところは今日が三度目の納品だったの。・・・ジューシィーとフルーティー。」


 ジューシィーとフルーティーは涼子の会社で、非公式に販売しているスカトロマニア向け食品である。

 ともに排泄物内の雑菌を消滅させ、排泄物特有の匂いと味覚を変化させる働きがある。ジューシィーが小便用、フルーティーが大便用、継続的に摂取することによりその効果を発揮する。

「先生は昔からスカトロに興味がおありで、プロの女性が相手のプレイの経験はあったそうなの。でもああいう人たちってほとんどがお仕事と割り切ってるから、味気なかったらしいのね。それで最愛の奥さまをその道に引き込もうとなさったんだけど、奥さまはその気が全然なかったんですって。」

「で、ママに声がかかったわけだね。」

 弘平が口を挟む。

「ええ、ある方の紹介でジューシィーとフルーティーをお薦めしたの。初心者の方でもなじみやすいし、衛生上もいいです、ってね。」
「それで?」

 と、麗奈。

「ええ、・・・それで今日は三度目の納品。今までは外でお渡ししていたから、ご自宅へ伺ったのは今日が初めてだったわ。奥さまのご案内で、アトリエに通されたの・・・・」
 


テーマ:近親相姦 - ジャンル:アダルト

  1. 2012/05/12(土) 14:38:51|
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BLOOD1:2~麗奈と弘平~姉のミルク

2~麗奈と弘平~姉のミルク
 
 それから一時間ほど後、須藤家の居間のソファーに麗奈が腰掛けていた。

 ストッキングはレースの花柄のものに穿き替えエプロンは身につけていず、シャワーを浴びたのだろうか、髪がまだ半分濡れている。

 その膝の上に頭を乗せ、裸の弘平が横たわっていた。麗奈の手は弟の髪を優しく撫で弘平は心地よさそうに目を閉じ、されるがままになっている。

(弘ちゃん・・・私のかわいい弟・・・)

「・・・弘ちゃん?」
「ん?」

 弘平がゆっくり目を開ける。

「お姉ちゃんに昼間からあんなことさせて、弘ちゃん、いけない子ね。」

 意地悪く片目をつむり、弘平の分身を軽くつねる。

「あ痛っ、なにすんだよっ!」

 弘平も本気で笑っているふうはない。目が笑っている。

「なに言ってんの、姉さんのして欲しいようにしてやっただけじゃないか。」

 麗奈の頬がみるみる赤く染まった。

「やん、弘ちゃんのいじわる!」

 今度はちょっと力を入れて弘平の分身をつねった。

「いたたっ!・・・ちょっと・・・しゃれにな・・・・むむむ・・・」

 体を屈め、身をよじる弘平の唇を麗奈が塞いだ。

(弘ちゃん、愛してるわ・・・)

 麗奈の心の囁きが、弘平にも届いたに違いない。細い腕を姉の首に回し、頭を撫でるその動きはこれ以上ないほど優しかった。

(大好きだよ、姉さん・・・)
 
 お互いの思いがこもった長い口づけのあと、麗奈がふと何かを思い出したかのように口を開いた。

「ねえ、弘ちゃん。」
「なに?」
「学校はどう?」

 突然の話題に弘平もびっくりしたようだ。麗奈の膝の上から目をぱちぱちさせて、姉の顔を見あげている。

「え?学校?・・・どうって?」

 弘平がこの春入学した私立南浦高校は、麗奈の母校でもあるのだ。麗奈は昨年の春、南浦高校を卒業している。

「うん。ここ何日か弘ちゃんの制服姿見てたら、なんだか思い出しちゃって・・・」
「懐かしいの?」
「う~ん、ちょっと・・・・かな。」

 首を傾げてほほ笑む仕草がなんとも言えず、かわいらしい。
 弘平の瞳がいたずらっぽく光る。

「学校かぁ・・・いい学校だと思うよ。・・・・でも、先生とかが、みんな僕に向かって姉さんのこと言うんだ。・・・”あの”須藤麗奈の弟か、ってさ。」

 弘平が、”あの”のところを強調したのを、もちろん麗奈も気付いていて、ちょっと頬を膨らませる。

「”あの”ってなによ~。それじゃあ私がよっぽど問題児だったみたいじゃない。」
「逆の意味でね。」

 弘平が笑う。

 無理もない。高校三年間、学年はもちろん、全国模試でも常にトップクラスの成績をとり続けた麗奈である。その上、群を抜いた美貌の持ち主の麗奈は、学校内で常に注目の的だったのだ。

 そんな、学校設立以来かというほど優秀だった麗奈が、卒業後は進学もせずに家事に専念すると言い出したとき、当時の教師たちの間におきた波紋が並大抵でなかったことは容易に想像がつく。

 確かにそういう意味では、麗奈はかつて教師たちが出会ったことのない問題児だったのかもしれない。

「三年からも何人も話し掛けられたよ。姉さん、下級生にも人気があったんだね。」

 今の三年生は麗奈の二年下だから、もちろんかなりの者が麗奈のことを知っている。中には年上の麗奈に憧れ、交際を申し込んだ者も数多い。それも、男女を問わずである。

「姉さん、ずいぶんもてたみたいじゃないか。」

 からかう弘平に、麗奈が笑って答える。

「そうかしら・・・お付き合いしたいと思った人いなかったからわかんないわ。」

 麗奈のこの言葉に嘘はない。南浦高校での三年間、アプローチしてきた数多くの男女を麗奈はただ一人として相手にせず、クールに拒否し続けたのだ。

 学校では麗奈自身かなり注意して自分のフェロモンの発散を押さえていたため、皆、麗奈は処女かあるいはよほど男性経験が少ないのだと信じていたようである。

 セックスに対してタブーを持たず、弘平や母親以外の男女とも多くの経験を持つ麗奈がなぜそのように高校時代、自分を押さえ続けたのか。

 そのわけを麗奈は家族にさえも話してはいない。思慮深い麗奈なりの考えがあったのだろうか。

 もしかしたら、一度でも自分の本性を晒してしまったら歯止めが利かなくなることを、麗奈自身が一番よくわかっていたのかもしれない。

 最も、その分学校から帰ってきてからの麗奈の乱れかたは尋常でないものがあったのだが・・・。

「みんな驚くだろうなぁ、南浦高始まって以来の優等生が、実はこんなに淫乱な変態だって知ったらさぁ。」

 弘平が笑いながら、姉の乳首をつまむ。

「いやん・・・」

 麗奈が身悶えし、弘平の手をそっと押さえる。

「その話はしないで。・・・私だって、我慢するのが大変なときもあったんだからぁ~。」
「食べちゃいたい下級生がいたとか?」
「いないわよ、そんな子」

 口では否定したが・・・

(食べちゃいたい?・・・ふふ・・・そうね・・・)

 麗奈の目が遠くを見つめ、顔に赤みがさす。

(そりゃ、いたわ。・・・生徒だけじゃない。・・・先生の中にも、お姉さまって呼んで可愛がってあげたい人が・・・)

 麗奈が言う“可愛がる“というのはもちろん通常のそれではない。麗奈は弘平以外の相手に対しては、セックスの際かなり好虐的な性格を見せる。

 その麗奈が、高校時代に可愛がってあげたいと思う教師がいたというのだ。

 もう二年以上も前のその秘めた思いが、近く弘平を通じ叶うことになるとは、この時はまだ麗奈も夢にも思っていなかった。今はただ、その思いを振り払うように、言葉が続く。

「弘ちゃんはどうなの?いい子いそう?」

 弘平は、姉のその様子に気が付いたのか付かなかったのか・・・

「まあまあかな。・・・かわいい子、いっぱいいるよ。」
「ま、憎らしい子!」

 イーっと顔をしかめる。その瞳の奥にある何かを見透かそうとするように、弘平がつぶやいた。

「・・・・それに、美人の先生も多い。」

(こ、弘ちゃん・・・・あなた・・・)

 弟は何か気づいているのか・・・、疑問が麗奈の頭に浮かぶ。

(そんなわけはないわ。・・・入学式であの人と出会ってからの三年間、あの人にはもちろん、家族にだって、そんなこと気づかれるような素振りは一つも見せなかったはず・・・)

 弘平は妙に無表情なまま言葉を続ける。

「僕は姉さんみたいな禁欲生活はイヤだなぁ。高校でものびのびやりたいよ。・・・ま、あんまり問題にはならないようにするけどね。・・・姉さんの築いたイメージ、壊しちゃっても悪いし。」

 笑う弟の表情には、もうなにもおかしなところは感じられない。

(気づいてなんているわけないわよね。三年間隠し続けた、私の秘めた思い・・・)

 疑問を頭から振り払うように、意識して明るく弘平に話しかける。

「素敵な彼女ができたら、姉さんにも紹介してよね。」

 弘平の笑顔は屈託がない。

「紹介?・・・遠慮しとくよ。・・・姉さんになんて紹介したら、姉さんみたいな変態にされちゃう。」

(やっぱり気のせいよね、好ちゃんが気づいてるわけないもの・・・)

 もう忘れよう・・・、そう思い、努めて明るい声を出す。

「きゃー、失礼ね。もう・・・弘平ったら!」

 弟の腹部を平手で叩く。

「痛っ・・・、だって姉さん、僕の彼女にいつも必ず手を出しちゃうじゃないか・・・」

(う・・・)

「そ、そりゃそういうこともあったけど・・・」

(だって・・・弘ちゃんと私の好み、一緒なんだもん・・・しょうがないじゃない・・・)


 ”好みが一緒”・・・この言葉の意味に聡明な麗奈がなぜ、このとき気づかなかったのか・・・

 
 弘平が甘い声を出し、姉の乳首に手を伸ばした。

「それよりさぁ、姉さん・・・」
「あ、うふん・・・なぁに、弘ちゃん。」

 弘平の手が姉の乳首をつまんで引っ張る。

「・・欲しいな・・・姉さんのおっぱい・・」

 女の子のような白い頬を照れくさそうに赤く染めている。

(かわいい・・・)

 麗奈は心の底からそう思った。背筋をゾクゾクするものが走る抜ける。

(ああ・・・この子を離すことはできない。・・・私の可愛い弟、可愛い赤ちゃん。・・・弘ちゃんにおっぱいあげたい・・・)

「いいわよ。弘ちゃん、・・飲んで。」

 美しい乳房を片手で支え弟に差し出すと、誰かに吸ってもらうのを求めてかわいく尖っている乳首に弘平が嬉しそうに吸い付く。チューチューと音をたてて吸う弘平の口中に、麗奈の乳房から甘い液体がほとばしり出た。

(ああああ・・・・おっぱいが出る。・・・弘ちゃんに飲まれてる。・・・)

 もちろん麗奈には出産の経験などない。しかし、ここ数年ある食品を食べ続けているせいで、麗奈の乳房からは本来出るはずのない母乳が出ている。

 弘平はコクコクと喉を鳴らして姉の母乳を飲んでいる。頬を膨らませ、夢中で乳首を吸い続けるその様子はまるで赤ん坊のようだ。

(ああ、弘ちゃん、かわいい。・・・お姉ちゃんのおっぱい飲んで。・・・私の弘ちゃん・・・)

「うふ、弘ちゃん?・・おいしい?・・・お姉ちゃんのおっぱい、おいしい?」

 姉の乳房に両手を添え、乳首にむしゃぶりついたまま、弘平が無言で頷く。

(・・気持ちいい・・・おっぱい飲まれて感じちゃう・・・)

 さっきシャワーを浴びたばかりだというのに、秘部がまた濡れてきているのがわかる。

(おっぱい飲まれて濡れちゃうなんて・・・私、なんて変態になっちゃったんだろう。)

 乳房を吸われながら、麗奈は思いを巡らす。

(でも、私はこの淫らな体が好き。弘ちゃんにおっぱい吸われて濡れちゃうようなこんな自分が好き。)

「んん・・・」

 弘平が乳首から口を離し、体の向きを入れ替える。

「姉さん、おかわり。」

(うふ・・・弘ちゃん・・・・)

「いいわよ、はい。」

 残った片方の乳房を差し出す。いずれにしろ、定期的に両方吸ってもらわないことには乳房が張ってしょうがないのだ。

 毎日出る母乳の量は、食べ続けている食品のせいでかなりの量なので、吸ってくれる者がいないときには自分で絞っている。

 麗奈自身、自分の母乳の味が気に入っていて、自分で搾った乳を飲んでしまったりすることさえある。

 自分の母乳を自分で飲むその普通でない感覚は、たいてい麗奈を酔わせ、そのまま自慰を始めてしまうことも少なくない。


 弘平は相変わらず無邪気な様子で、姉の乳首に吸い付いている。・・・と、

「ひゃっ!」

 突然、尻の下に何かの感触を感じて麗奈は跳び上がってしまった。麗奈の背に回していたはずの手がいつの間にか尻に潜り込んでいるのだ。

「こ、弘ちゃん・・・・」

 弘平は素知らぬ顔で乳房を吸い続けている。


(もう・・・弘ちゃんったら・・・)

 ふと見ると弘平の分身が堅さを取り戻し、天を突き上げるように隆々とそそり立っているではないか。

(弘ちゃんも、おっぱい吸いながら感じてくれているんだ・・・うれしい・・・)

 なにか暖かいものがじんわりと、麗奈の胸を満たす。

 逞しい肉棒の先端からは透明な粘っこい液が溢れ、ヌルヌルになっている。弟の体を支えていた片手を伸ばしそれを握ってみると、握りきれないほどの太さのそれから、麗奈の手に熱い脈動が伝わってきた。

(ああ、弘ちゃんのオチンチン、逞しい・・・・なんて素敵なの・・・)

 尻の下に潜り込んだ弘平の手は太腿を伝い、秘部へ達しようとしている。弟の手を受け入れようと、無意識のうちに腰を動かしてしまう。


 ところが、

「わ!・・うわっ!」

 腰を浮かせた姉の陰部に指をこじ入れようと体を動かした拍子に、弘平の口が麗奈の乳首からはずれてしまった。

「や~ん!」

 強く吸い続けられていた母乳の勢いは簡単には止まらず、乳首の先から白い液体が噴き出し、あたりに飛び散る。弘平の顔も麗奈の腹部も、みるみる母乳でベトベトになってしまい、体を伝わった母乳がソファーに溜まってゆく。

 その様子を見、お互いの顔を見つめ合い、ついに二人とも同時に吹き出してしまった。

「ぷっ・・・」
「くくっ・・・」
「やだ、もう、弘ちゃんの顔!」
「姉さんだって、おっぱい吹き出しちゃって・・・」

 麗奈の乳房からは、勢いは弱まったものの、まだ母乳が滴り落ちている。

「弘ちゃんがいけないんだからぁ!」

 いきなり、麗奈が弘平をソファーに押し倒す。

「うわっ!ね、姉さん!」
「好きよ!好き!好き!だぁーい好き、弘ちゃん!」

 笑いながら麗奈は、弘平にのしかかり、弘平の顔をペロペロと舐め始める。

「んん・・・かわいい、弘ちゃん・・・私の弘ちゃん・・・」

 口も、目も、耳も、鼻の穴までも、舌を伸ばして自分の乳を舐めまくる。麗奈の母乳と睡液で弘平の顔はベトベトになり、重なった二人の体も、麗奈の母乳でヌルヌルになってくる。

 弘平はうっとりと姉のなすがままになっている。どうやら今回は姉に主導権を譲るつもりらしい。

 弟の下半身を探っていた麗奈の手が、弘平の分身をとらえた。愛する弟の肉棒は、麗奈にかまってもらいたくてカチカチになっている。

「うふ・・・弘ちゃんのオチンチン・・・おっきくてかた~い・・・」

 巨大なそれを太腿で挟み込み腰を卑猥にゆすると、弘平がうめき声を上げた。

「う・・・姉さん・・・気持ちいい・・・」

 なおも太腿をこすりあわせるように、弟の肉棒を刺激する。

「ふふふ・・・弘ちゃんのオチンチン、ヌルヌルになってるわよ。・・・・ねぇ、弘ちゃ~ん。」

 首に手を回し、耳の穴に舌を差し込みベロベロと舐めながら、麗奈が囁く。

「オチンチン入れていいでしょ?・・・お姉ちゃんのオマンコに・・・」

 こうなってしまっては、弘平には何もすることができない。弘平の返事も待たずに、麗奈は体を起こし、弘平の分身を自らクレバスに導いた。

 すでに、期待のあまりビショビショになっていた秘唇はやすやすと巨根を飲み込んでゆく。

「あ、あぁぁ・・・・いい・・・弘ちゃんのオチンチン・・・・・」
「うう・・・姉さん・・・・」

 根元まですっかり飲み込んだまま、麗奈はゆっくりと上半身をゆらし始める。弘平の腰もそれにあわせて動いている。

「ああ・・・いいよ・・・姉さん・・・チンポとろけちゃいそうだ・・・」


 弘平の分身をきっちりとその体に受け入れた麗奈。腰を前後にゆするたびにその結合部からは、グチョグチョと淫猥な音が響く。

 両手は豊満な乳房をつかみ、爪を立てて揉んでいる。その指の間から、弟に飲んでもらえなかった母乳が溢れて弘平の腹の上にポタポタと落ちている。

 突然、快感に悶える麗奈の表情にせっぱ詰まった色が浮かんだ。

「あ!・・・弘ちゃん!・・・おしっこ出ちゃう!」
「うわっ!姉さん!」

 のけぞった麗奈の陰部から黄色がかった液体が、シャーっと音を立ててほとばしり出た。快感のあまり失禁してしまったのだ。大量の尿が湯気を立てて、弘平の腹部に広がってゆく。

「ああああ・・・・おしっこ・・・・ああ、いい・・・」

 尿を垂れ流しながら、麗奈は恍惚とした表情で腰をゆらし続ける。弘平も嬉しそうに自分の腹から胸にかけて、姉の母乳と尿を両手で引き延ばし、その手を口に持ってゆく。

「んん・・・姉さんのミックスジュース美味しいよ。すごく淫乱な味がする。」

 両方の手のひらをペロペロと舐めては、また腹の上からすくい取り、今度は姉の顔に向け差し出す。

「ほら、姉さんも味わってごらん。」

 両手で乳房を揉みながら、弟にされるままに差し出された手を舐める。

「んんん・・・・・んあん・・・美味しいわ・・・私のおしっこ・・・私のおっぱい・・・」

 つぶやきながらうっとりと、指の一本一本を丁寧にしゃぶっている。その間も腰の動きは止まらない。一時も休まずに、貪欲に弘平の肉棒を味わっている。

(あぁ、気持ちいいの・・・・おしっこもおっぱいも美味しい・・・オマンコもいっぱいになってる・・・)


「弘ちゃ~ん・・・気持ちいいよぉ・・・お姉ちゃん、気持ちいい・・・」
「僕もいいよ・・・姉さんのオマンコもおしっこもいい・・・」

 弘平の指を何本も口に突っ込まれ、それをしゃぶりながら、快感の急坂を一気に駆け上がろうとしているかのように麗奈の動きが激しくなってゆく。弘平も眉間にしわを寄せ、喘いでいる。

「弘ちゃ~ん!・・・ああ・・・いい・・・イく~!!」
「んん・・・姉さん!・・・ぼ、僕も・・・・」
「あ、ああ・・・弘ちゃん、いっしょに・・・いっしょにイって~!」


 二人の動きのピッチがあがり、やがて麗奈の頭の中が真っ白になった。

 弘平の腰が跳ね上がり、同時に麗奈も胸をかきむしって上半身をのけぞらす。

 二度三度と断続的に弘平の体がはねると、二人の結合部から透明な液体が溢れ、またじわっと広がった。麗奈の達した印だろう。

(あああぁぁ・・・・いい・・・・)

 
 やがて、麗奈の上半身ががっくりと倒れ、弘平の胸に受け止められた。

「ああ・・・・弘ちゃん・・・・」

 弟の胸に顔を埋める麗奈。ズルッと弘平の肉棒が麗奈の秘唇から抜け落ち、続けて弘平のドロドロの液体が溢れ出てくる。

(ああん・・・弘ちゃんのザーメン・・・)

 弟に体をあずけたまま片手を尻に回し、溢れ出る精液をその手に取る。

「ほら・・・弘ちゃんのザーメン・・・見て・・・」

 弘平に見せつけるようにゆっくりと、手のひらに溜まった精液と愛液の混じった白濁色の液体に舌を伸ばす。ベロッと舐めとり、口に含む。

 咀嚼するようにゆっくり口を動かし、うっとりとした表情で口を開いて、糸を引くそのドロドロを弟に見せたあと、喉を鳴らしてごくりと飲み込んだ。

「美味しい・・・弘ちゃんのザーメン・・・あはん、・・・ごちそうさま。」

 そのまま、弟に口づけする。弘平もいやがるふうもなくそれに答え、姉の背に両腕を回し、強く抱きしめ舌を絡ませる。

 麗奈の口から甘い睡液が流し込まれ、弘平がそれをコクリと飲み込む。

(弘ちゃん・・・弘ちゃん・・・弘ちゃん・・・)

 心の中で、麗奈はうなされたように弟の名を繰り返し呼び続けていた。
 胸に抱いた姉の耳に口を寄せ、弘平が囁く。

「姉さん・・・良かったよ。・・・スケベな姉さんの体、最高だ・・・」
「あぁ、弘ちゃん・・・」
「淫乱な僕の姉さん・・・かわいい、麗奈・・・僕の愛しいお姉ちゃん・・・」

 弟の甘い囁きが、麗奈の体を濡らす。

(離れられない。・・・私は一生この子から離れられないわ。・・・弘ちゃん、・・・私の全ては弘ちゃんのものよ・・・)

 弟の腕の中で、麗奈が幸せそうに微笑んだ。





  1. 2012/05/06(日) 09:46:55|
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BLOOD1:1~麗奈と弘平~玄関にて

1~麗奈と弘平~玄関にて

 初夏の暑さを感じさせる穏やかな昼下がり。ここ数年の間にできた家が建ち並んでいる、郊外の新興住宅地である。

 坂道を一人の高校生が上ってくる。

 須藤弘平、16才。私立南浦高校一年生。グレーのスラックスに濃紺のブレザーが初々しい。制服を着ていなければ女の子と見間違えてしまいそうなほどの、華奢な体格と端正な顔立ちに長めの髪。

 中学時代も女生徒からのアプローチが後を絶たなかったほどの美少年である。噂では同級生の母親からも誘惑されたことがあるらしいが、真偽のほどはどうだろうか。

 性格も素直で社交的、三年生の時には生徒会長を努めたほど、男女を問わず人気が高かった弘平である。
 そんな万物に恵まれたかのような少年が、やがて一軒の家の前で立ち止まった。
 
 高台にある住宅地の、最も奥まったところに建っている三階建ての大きな一軒家。ここが弘平と母親涼子、姉麗奈の三人が暮らしている場所である。
 あたりの家と比べてもひときわ大きく、道路からでは家の中を伺うことができない。

 一階がガレージになっていて、ブルーメタリックのオフロードタイプの4WDとあずき色の軽が並んで止まっている。その横を通り抜け、かわいい花のプランターが置いてある階段を上ると玄関のドアがある。 


「ふう・・・」

 肩から下ろしたバッグのポケットから鍵を取り出し、チャイムを短く二回鳴らしてから玄関の鍵を開ける。これが家族が帰ってきたときの合図なのだ。

「ただいまぁ!」
「はぁーい!!」

 玄関の奥に向かって弘平が声を張り上げるとほとんど同時に、二階から返事が聞こえ・・・、一瞬家の中がパッと華やいだような気がした。この場に誰がいてもそう感じるであろう、それほど魅力的な女性が正面の階段を小走りに下りてきたのだ。

「お帰りぃー、弘ちゃーん!」

 弘平の姉、須藤麗奈、19才。
 身長163cm。サイズは上から87、60、90。

 19才にはとても見えない色気を発散する、その魅力的な体が、スニーカーを脱いだばかりの弘平にとびつくようにして抱きついてくる。10cmほど背が低い麗奈のつま先が少し浮くような格好になった。

 弘平よりも短くした髪が鼻をくすぐり、思わず顔をしかめてしまう弘平。・・そんな弘平の唇を麗奈の唇がふさぐ。

「んん・・・お帰りっ!弘ちゃん!」
 キスの嵐・・・
「た、ただいま・・姉さん」

 いつものことながら姉のこの歓迎には参ってしまう・・・・弘平は思った。自分以外の男性に対してはとてもクールな麗奈が、自分だけにはこんな無邪気な姿を見せてくれる。・・・とてもうれしいのだが、ちょっと照れくさい。

「姉さん、ちょ、ちょっと待ってよ。」

 姉の抱擁からようやく逃れて、改めて麗奈の全身を見る。

「うふ・・、だって弘ちゃんが帰ってくるとうれしくって~」

 弘平の目の前で麗奈がくるりと一回転した。

 レースの縁取りがついた真っ白なエプロンがひらりと舞う。そしてその下には・・・何も着ていない。・・・・いや、正確には白いガーターストッキングとガーターベルトだけを身につけているのだ。これが麗奈のトレードマーク。小麦色の肌に白いストッキングのコントラストがよく似合っている。
 

 この家に越してきて5年、須藤家の家事全般を一手に引き受けている麗奈だが、家の中ではこの服装でいることが多い。・・・最もこれが服装と言えればだが・・・。

 今日のエプロンは胸元が大きく開くデザインのため、レース越しに豊かなバストがこぼれ落ちそうになっている。加えて丈が腿の付け根くらいまでしかないので、ちょっと動くと無毛の陰部が丸見えになってしまう。

 そう、麗奈のそこには毛が全く生えていない。脇の下と一緒に、もう何年も前に永久脱毛処理してしまったのだ。だから今もエプロンの裾からは、幼児のような無毛のクレバスがチラチラとのぞいている。
 
「ね、弘ちゃん、早く脱いじゃって。」

 玄関脇の部屋のドアを開け、弘平のブレザーの肩に麗奈が手をかけた。ここがウォークインクローゼットになっていて、弘平たち家族三人の衣類は大部分がここに収納されている。家の中では三人ともほとんど裸同然で過ごしているため、服を着るのは当然出かける直前か来客があったときだけ。そのため、麗奈の発案でこのような間取りにしたのである。

「うん・・・ありがと」

 脱がせたブレザーとスラックスをハンガーに掛け、ネクタイをほどき、Yシャツのボタンをはずす。弘平も慣れた様子で姉に脱がされるままになっている。

「Yシャツはお洗濯するわね。」

 ハンガーに掛けるものと洗濯するものとを麗奈が手際よく分けていく。ソックスまで姉の手で脱がせてもらい、Tシャツから抜いた長い髪をかき上げた時、麗奈の嬌声が響いた。

「うわぁ、汗くさーい!やだぁ、もぅ!」

 その言葉とは裏腹に麗奈はとてもうれしそうで、弘平のTシャツを両手に持ち顔に当て、恍惚とした表情で深々とその匂いを吸い込んでいる。仕方なく自分で脱いだ最後の一枚・・・ブリーフに麗奈の手が素早く伸び奪い取った。ブリーフの前の部分に鼻を当てクンクン匂いを嗅ぐ。

(弘ちゃんの匂いだわ・・・、弘ちゃんのオチンチンの匂い・・・。いい匂い。これだけでおかしくなっちゃいそう・・・)

「姉さん、最近ちょっと匂いフェチ入っちゃてるんじゃないの?」

 ニヤニヤ笑う弘平の顔を、ブリーフに顔を埋めたまま恨めしそうに見上げる。

「だっていい匂いなんだもん、弘ちゃんの匂いって・・・あぁん、なんだか私、気持ちよくなっちゃうぅ・・・」

 腰をむずむずさせながら弘平を見つめる麗奈の瞳は、明らかに好色そうな、何かを求める光を浮かべている。エプロンの上から覗くと、乳首が立っているのがはっきりとわかる。
(ダメ、もう我慢できない。今すぐどうにかしてもらわないと、おさまらないわ。・・・)

「ねぇ、弘ちゃん・・・お姉ちゃん喉が渇いちゃったなぁ・・・」

 その瞳が弘平の腿間に注がれる。華奢な体には似つかわしくない、大ぶりのバナナほどの大きさのものがそこにぶら下がっている。もちろん勃起していなくてその大きさなのである。
 
・・・・・「弘ちゃんのオチンチンはお父様譲りね・・・」
 かつて母親の涼子が息子の裸の胸に体を預け、隆々といきり立った肉茎をやわやわとしごきながら、つぶやいたことがある。

 弘平がまだ3才の時に死んだ父親弘一郎。生前、二人きりの時は"ご主人様"と呼んでいた夫のことを、涼子は子供たちの前では"お父様"と呼んでいた。

「ママが17才で結婚したとき、お父様はもう67才だったけど、お父様のオチンチンはものすごく堅くて大きくて、ママいっつもそれに狂わされていたわ。・・・弘ちゃんのオチンチン、大きさも形もお父様のものにそっくり。・・・このオチンチンでこれから何人もの女の人を泣かせるのね。・・・ああ、ママなんだか妬けちゃう・・・」

 そう言いながら涼子はその美しい唇を開き、息子のたくましい肉棒を優しく口に含んだものだ。・・・・・


 そして今・・・、麗奈の熱く潤んだ視線がその肉棒に注がれている。
(弘ちゃんのオチンチン・・・逞しい私の弟・・・ああ、欲しい・・・)

 体を弘平にすり寄せ、細い指先を弘平の胸に伝わせ次第にしゃがんでゆく。やがて床に膝をついて、その肉棒に口を付けんばかりにして、弘平の顔を見上げる。

「弘ちゃん・・・お姉ちゃん・・・喉、渇いちゃったの・・・」

 姉が求めるものを承知しながら、意地悪く弘平が尋ねる。

「姉さん、何が欲しいのさ?ちゃんと言わないとわからないよ。」
「ああん、弘ちゃんのいじわる・・・わかってるくせにー。・・・ちょうだーい・・弘ちゃんの・・・・お・し・っ・こ・・」

 頬を赤く染め、麗奈がその言葉を口にした。興奮のあまり麗奈の喉は本当にからからになっていて、声がうわずっている。

「しょうがないなぁ。ほら、口を開けなよ。・・ちゃんとこぼさずに飲むんだよ。」

 右手で分身を持ち上げ、姉の口に向け差し出す。このようなシチュエーションになってもまだ勃起していない巨恨が、弘平の経験の豊富さを物語っているのだろうか。

「うふ・・・あ~ん。」

 麗奈が大きく口を開く。その口に肉棒の先を付けるようにして、弘平は下半身に力を込めた。

「ん・・・出るよ、姉さん。」

 年齢に不釣り合いな色つやを持つ亀頭が膨れ上がり、先端の割れ目から、最初はチョロチョロと・・・やがて勢いよく透明な液体がほとばしり始めた。麗奈はあわてて肉棒の先端を口に含む。

(あぁん・・・弘ちゃんのおしっこ、美味しい・・・・弘ちゃんのオチンチンから出るおしっこ、最高だわ・・・気持ちいい・・・)
 一滴もこぼすまいと、喉を鳴らして実の弟の小便を飲む麗奈。その表情は恍惚としている。

「んん・・・んぐ・・んぐ・・・」

 目を閉じ、いつ終わるともしれない弘平の尿を飲み続ける麗奈の左手は、いつの間にかエプロンの上から自らの豊かな胸を揉みしだいている。そして、右手は床にひざまずいた太腿の奥をまさぐっていて、なにやらクチャクチャと卑猥な音がそこから聞こえてくる。

 「おしっこ飲みながら、なにオナニーしてるんだよ。・・・ほらっ、こうしちゃうぞ!」

 笑いながら弘平が筒先を姉の口からはずす。

「あっ、いやん・・ああ~ん」

 まだいきおいよく出続けている尿が、麗奈の顔面を打つ。淫乱な姉はそれを避けようともしない。みるみる麗奈の顔中が小便まみれになり、髪からも、鼻からも、頬からも尿の滴が流れ落ちてくる。

「あぁ~ん、弘ちゃ~ん・・・」

 弘平の筒先は、開いた胸元から麗奈の豊かなバストにも向けられた。白いエプロンがみるみるびしょ濡れになっていくが、麗奈の両手は胸と下半身でうごめくのをやめようとしない。濡れたエプロンが麗奈の体に張り付き、バストの形がはっきりとうつっている。

「あん、あぁ~・・・気持ちいい・・・弘ちゃんのおしっこ、気持ちいい~・・・」

 白いガーターストッキングにも染みが広がっていき、麗奈の下半身に水たまりが広がっていく。

「あ~、弘ちゃ~ん、・・・お姉ちゃんイっちゃう~!もうだめ~!・・・あ、あー!!」

 ひときわ高い麗奈の声が響いた。弘平の尿を体中に浴びながら、イきそうになっているらしい。

(あぁ~!イっちゃう~!・・・もっともっと、おしっこ欲しいぃ~!!)
 再び顔に向けられた奔流を追い、舌を伸ばして一滴でも多くの小便をその喉に流し込もうとしながら、手の動きを早めていく。

「あぁ~ん!イク~! 弘ちゃ~ん、お姉ちゃん、イっちゃうー!」
「ふふ・・・姉さんいっちゃいそうなの? かわいいな、姉さんの感じてる顔。」

 弘平が身をかがめ、満足げな表情で姉の耳元に囁くと同時に、麗奈の体が大きく震え、

「あ、あああ・・・・・ぁぁ・・・」

 オルガスムスの波が麗奈の体を襲った。体をガクガクと震わせ、両手がだらりと垂れ下がる。陰部をまさぐっていた右手は、弘平の尿と麗奈の愛液で濡れ、光っている。
 ゆっくりと力が抜け、倒れそうになる上半身を弘平が抱きとめる。

「姉さん、イっちゃったね。・・・小便まみれになりながら自分でイっちゃうなんて、姉さん、本当に変態なんだね。」
「いやん・・・言わないで」

(そうなの。麗奈は弟におしっこをかけられながら、エクスタシーに達してしまう変態女なの・・・)

 その考えが麗奈の興奮をますますかき立てる。立ち膝のまま弟に抱きしめられた麗奈が恥ずかしそうに、赤く染まった顔を弘平の肩に埋めると、下半身になにか堅いものがあたっていること気づいた。

(ああ・・・・弘ちゃん・・・・)
 いつの間にか弘平の肉棒がその堅さを増していたのだ。長さも太さも一回り大きくなり隆々と反り返った巨大なものが、麗奈の腹部を突いている。麗奈が、うれしそうにそれを見つめた。

「うふん・・弘ちゃんのオチンチン・・・おっきい・・・」

 弘平が麗奈の正面に立ち上がり、その眼前にそそり立った肉棒を差し出すように胸を張る。

「姉さんがあんまりいやらしいからこんなになっちゃったんだよ。 どうしようか?・・ほら・・」

 右手で根元を支え、堅くなった肉棒で麗奈の頬を打つ。

「ふふ・・どうしてくれるの? 弘ちゃん?」

 麗奈が弘平を見上げ、目を輝かせて聞き返した。

「どうして欲しいんだい?・・・エッチなお姉ちゃん?」

(わかっているでしょ。弘ちゃん、スケベで淫乱なお姉ちゃんがどうして欲しいのかってことくらい・・・)
 達したばかりだというのに麗奈の瞳には貪欲な光が宿っている。麗奈の底なしの性欲が弘平の巨大な肉棒を求めているのだ。唇を半開きにし、無意識のうちに赤い舌で唇を舐めている。

「わかってるくせに!弘ちゃんのオチンチン、ちょうだい!・・・エッチなお姉ちゃんにちょうだいよ~、弘ちゃんのこのおっきなオチンチン!」
「ちょうだい、って、どう欲しいのさ?ちゃんと言わないとわかんないよ。」

(ああん、もうがまんできないわ・・・!!)

「弘ちゃんのいじわる!・・・お姉ちゃんのここ!」

とうとう我慢できなくなったのか、麗奈はびしょ濡れのエプロンを脱ぎ捨て、ピンク色に染まった裸体をさらけ出した。膝をついたまま腰の後ろに片手を突き上半身を反らせ、両足を開く。
乳首は痛いほどに堅くとがり、残った右手で自ら開いた無毛のクレバスからは、すっかり勃起したクリトリスとピンクのひだ、それにその奥のぽっかり口を開いた深い入り口まで丸見えになっている。

「ここよ!・・・いやらしい麗奈のオマンコに、弘ちゃんのオチンチン欲しいの!弘ちゃん、お願い!麗奈もう我慢できない~!」
「オマンコだけでいいのかい? 姉さん・・・麗奈は変態なんだろ?もっとして欲しいことがあるんじゃないの? 正直に言わないとやめちゃうよ。」

 もちろん、本当にこのままやめるつもりなど弘平にはない。弘平自身も実際にはもう我慢できない状態になっていることは、麗奈も弘平も十分わかっている。このあとの展開まで承知し尽くした、いつもの二人のやりとりなのだ。

(もっとして欲しいこと?・・・だってそれは・・・)

「正直にお願いできるようにしてやるよ。さあ、おいで。」

 弘平が躊躇する麗奈の手を引き、立ち上がらせて廊下に引き出し階段に向かって屈ませ、段の上に両手をつかせる。後ろに立った弘平からは、麗奈の秘部が丸見えである。

「姉さんのいやらしいオマンコが丸見えだよ。だらだらと物欲しそうに涎を流してるじゃないか。」

(言わないで・・・本当のことだけど恥ずかしすぎる。・・・・でも、弘ちゃんに見つめられるとますます感じてくるわ。)

 弘平が肉棒に手を添え、先端で姉のクレバスをすっと撫でる。

「あっ! あぁ~ん!」
「ここに欲しいのかい?」
「ああ、そうよ。弘ちゃんのオチンチンを麗奈のオマンコに入れて欲しいの!」

 麗奈が腰を揺らせると、あふれ出る愛液に輝くヴァギナがまるで別の生き物のように、弟の肉棒を求めて蠢く。弘平はにやりと笑うと、肉棒を一気にそこに突っ込んだ。ズブズブっと音を立てるように、巨大な肉棒が襞の中に飲み込まれていく。

「ひぃっ!」
「こうして欲しかったのかい?」
「ああ! そうよ、これがいいの!・・・ああっ!」

(・・・弘ちゃんのオチンチン!・・・ああ・・・オマンコがいっぱいになってるー!!)

 麗奈の喘ぎに答えるように、弘平のピストン運動が始まった。
 

 階段に両肘を突きバックから弟の巨恨に貫かれ、豊かな胸を階段の角に押しつけながら、実の姉がうねうねとその尻を揺らせている。

「あ、あ、いい・・・、弘ちゃんの・・あ・・・オチンチン・・・いい・・・」

 快楽の波に漂い始めた姉の様子を確かめて、弘平の右手が二人の結合部の少し上にあるもう一つの穴に添えられた。親指でその小さな蕾を揉みこむようにすると、姉の体がびくっと震える。

(あ・・・そ、そこは・・・・)

「姉さん、いいの? ほんとにオマンコだけでいいの?」

 そう言いながら右手に力を込め、本来は排泄目的のはずのそこに人差し指を押し込んでゆく。

「あああ・・・弘ちゃん、そこは・・・」

(そこはだめよ・・・。お姉ちゃんがそこ弱いの知ってるでしょ?お姉ちゃん狂っちゃう・・・、昼間からダメよ・・・そんなこと・・・)

 さほどの抵抗もなく、弘平の指は根元まで菊の蕾に飲み込まれてしまった。

「ここが何?」

 意地悪く弘平が尋ねる。すでに弘平はピストン運動を止めていて、代わりに菊の蕾に入れた指をやわやわと動かす。
「ああ!・・そこはダメ・・・・」

(あぁ・・・気持ちいい・・・お尻の穴感じちゃう・・・お姉ちゃん壊れちゃうよー!)

「どうしてダメなのさ。ほら、こうやって指を動かすと、姉さんのオマンコが僕のチンポを締め付けてくるよ。」
「ああああ・・・・ダメ・・・いやぁ~・・・」

 言葉とは裏腹に、麗奈の声はどこか艶っぽく、何かを求めているような響きが感じられる。

「ああん・・・そんなことされると、お姉ちゃんおかしくなっちゃう~!」
「なに言ってるんだい。・・・僕の小便浴びて感じてた変態のくせに・・・正直に言いなよ、本当はどうして欲しいのかさぁ・・・」

 笑いながら言う、その言葉はあくまで意地が悪い。
 と同時に弘平の肉棒が再び活動を始める。左手を麗奈の腰に添え、今度は大きなストロークで、焦らすようにゆっくりと出し入れをしながら、菊門にさらに中指も押し込んでゆく。

「あ、ひぃっ・・!」

 麗奈がのけぞるが、お構いなしに二本の指を姉の排泄孔に突っ込み、かき回す。

「あ・・・いやぁ・・・あぁ、ダメ・・・いいい・・・狂っちゃう~!」

(弘ちゃんのオチンチンと指で麗奈がいっぱいー!!あぁー!感じるーー!)

 薄い壁越しに自分の指の動きが肉茎に伝わっているのを確かめたあと、身を悶える姉の菊門から、掻き出すように指を引き抜き、麗奈の目の前に差し出す。その指には茶色いものがべっとりと付いている。

「ほぅら姉さん、僕の指、こんなになっちゃったよ。」

 麗奈がうっとりとした表情で自分の排泄物が付いた弟の指を見つめる。

(ああ・・・麗奈のウンチ・・・変態麗奈のお尻から出たウンチね・・・弘ちゃんの指、汚してごめんなさい・・・)

 背後から弘平の肉棒に貫かれたまま、ゆっくりと口を開き、麗奈は弟の指を口に含んだ。ピチャピチャと音を立て、恍惚と自分の排泄物を舐める。

(麗奈、ウンチ舐めるの好き・・・変態だからウンチ舐めて感じちゃうの・・・)

「さぁ、もう正直に言えるだろう? 変態姉さん? どうして欲しいの?」

 後ろから姉の顎に手をかけ、振り向かせる。・・・麗奈の口の端から茶色い涎が溢れている。もう麗奈の頭には快感を求める本能しか残っていないようだった。

(言うわ。正直に・・・麗奈の本当を・・・)

「弘ちゃんのオチンチン、変態麗奈のウンチの穴に入れてください。・・・お姉ちゃんはオマンコにもお尻にもどっちにも、オチンチンを入れて欲しい変態女なんです。」
「よく言えたね。ご褒美をあげようね。」

 姉の言葉に満足したように、弘平がゆっくりと肉棒を姉の膣から引き抜く。襞が名残惜しそうにまとわりついてくる。

「ああぁ・・・、オチンチンに付いたウンチはみんな、麗奈がきれいにさせていただきますから・・・、早く・・・ウンチの穴にオチンチン・・く・だ・さ・い!」

 肉棒の先を菊門の中心にあてがい、ゆっくりと押し込んでゆく。愛液でたっぷりと濡らされた、子供の腕ほどもある弘平の肉棒が、少しずつ、しかし確実に麗奈の菊襞に飲み込まれていく。

「ああ・・んんん・・・」
「く・・・ほら・・・入っていくよ。姉さんの望みどおり・・・僕のチンポが、姉さんの肛門に・・・」

(あぁーー、入ってくるーーー、弘ちゃんのオチンチンが麗奈の肛門に入ってくるーー、・・・きついわ・・・すごくきつい・・・でも・・・いい。・・気持ちいいの・・・)

 メリメリという音が聞こえるようだ。肛門の襞が限界まで開き、弘平の肉棒が根元まで収まってしまった。

「ほら、入っちゃった。・・・んん・・・やっぱ、きついわ。すごい締め付け。」

 体を倒し、姉の背に密着させ、手を前に回し、豊かな胸を揉みしだく。もう一方の手は、ヴァギナを押し開きクリトリスを刺激する。

「オマンコもいいけど、姉さんのケツの穴もいいなぁ。・・・姉さんも感じる?」

 声もなく麗奈が頷いている。まるで体を串刺しにされているような、喉まで突き上げるかのような圧迫感が、強烈な快感に変わってゆく。

(んんん・・・・い・・いいのよ。弘ちゃんのオチンチン最高・・・アナルセックス大好き・・・)

「姉さん、動かすよ。」

 ゆっくりと、菊門に突っ込んだ肉棒を引き抜き、再び押し込む。腸壁が引きずり出されるような感覚と、まるで大便を排泄しているかのような感覚がごちゃまぜになってくる。

「んむ・・・・んんん・・・いい・・・弘ちゃんのオチンチン・・・」
「僕のチンポがなに?」

 最初はゆっくりと・・・、次第にピストン運動のスピードを速めていく。その間も胸とクリトリスを愛撫する手は休めない。

「麗奈の・・・お尻がいいの・・・クリちゃんもおっぱいも感じる・・・弘ちゃんのオチンチン、いい・・・ああ、・・・ウンチでちゃいそう・・・」
「ウンチが出そうなの?」

 
 弘平も麗奈も汗だくである。汗まみれの肌を打ち付けあって姉弟が肛交に狂っている。

「うう・・・お姉ちゃんのお尻、いっぱいなの・・・弘ちゃんのオチンチン、いい・・・ああ、イっちゃいそう・・・ウンチもでちゃう~!」

 麗奈の絶頂が近づいてきたようだ。強烈な快感と、直腸への刺激による便意が麗奈を襲っている。

 さすがの弘平も、麗奈の肛門の締め付けに対しては、長くは持たない。しばらくするうちに限界が近づいてきた。ストロークを短く、速度を速めていく。片手の指はクリトリスを愛撫しながら、膣にも押し入れられている。すっかり開ききったそこは、弘平の指を三本も受け入れている。

「あぁ、姉さん、僕もイきそうだ・・・」
「ああん、弘ちゃ~ん! いっしょに・・・いっしょにイってー!」

 ぐちゃぐちゃと卑猥な音が、麗奈の下半身から響く。麗奈の体が真っ赤に染まっていく。

「ああーーー、弘ちゃん、イくぅーー!・・・ウンチ出るぅーー!」
「あぁーー!姉さん、イくよ! 姉さんのケツの穴に出すよー!」
「ちょうだい!弘ちゃんのザーメン、いっぱいちょうだ~い!」
「ああーーー、姉さんーーー!」
「弘ちゃーーん!!」

 麗奈の体がガクガクと震え、弘平の指を押し出すように、膣から透明な液体がシャーッと音を立てて噴き出す。潮を吹いたのだ。・・・玄関ホールの床に麗奈の噴き出した液体がみるみる溜まっていく。

 同時に弘平にも最後の瞬間が訪れた。体をのけぞらせ獣のような声を上げ、下半身を姉の尻に打ち付ける。

(あぁーーー、弘ちゃ~ん!!いっぱい感じるーー、弘ちゃんのザーメン!いっぱいちょうだいーー!!) 

 断続的な脈動の数だけ、たっぷりと精を吐き出したのだろう、がっくりと姉の背に上半身をあずける。

「ああ・・・姉さん・・・」

 射精後の虚脱感。・・・淫液に濡れた手で姉の美乳をゆっくりと揉んでいる。

「弘ちゃ~ん・・・・んふ・・・」

 絶頂の波間に漂う麗奈が不思議な笑い声を発した。

(・・・でちゃうわ・・・あぁん・・・麗奈もでちゃう・・・)

「・・・・?・・・姉さん?」

 弘平の肉棒に、肛門の内側から圧力がかかる。何かによって弘平の肉棒が押し出されているのだ。

「んふん・・・弘ちゃん・・・出ちゃう・・・ウ・・ン・・チ・・・」

 半分萎えた肉棒がズルッと押し出され・・・、続けて、ブリブリッという音とともに、麗奈の菊門から茶色い物体が大量に溢れ出てきた。少し柔らかめの軟便である。所々に混じっている白濁液は、弘平のザーメンだろう。

「ああ・・・ウンチいっぱい出ちゃうー・・・気持ちいいーーー・・・」

 強い排泄感は、エクスタシーを伴う。麗奈は、再び軽いオルガスムスに達してしまったようだ。

(あぁ、ウンチ気持ちいい・・・いっぱい出ちゃうよぉ・・・弘ちゃん、変態お姉ちゃんのウンチ見てぇ・・・)

 弘平にもそれほど驚いた様子はない。いつものことなのだろうか。そして、なお不思議なことに、麗奈の排泄物からは大便特有の臭気がしない。むしろ何か熟した果実のような甘い香りが漂ってくるのだ。 

「はは・・・姉さん、すごいや・・・・すごいいっぱいい出てくるよ。」

 両手を姉の尻に差し出し、ザーメンが混じった大量の軟便を手のひらに受け止める。あっという間に弘平の両手には麗奈の大便が山盛りになる。その触感は紛れもなく大便のそれである。

(・・・・いっぱい、いっぱい出ちゃった・・・ドロドロウンチ・・・)

 ようやく排泄を終えた麗奈が、力尽きたように体を振り返らせ、便に汚れた尻を階段に下ろす。その目の前に弘平は山盛りの大便を差し出した。

「ほら、変態お姉ちゃんのウンチだよ。・・・・こうしてあげる!」

 言うと同時に、その手を正面の姉の胸に押しつけた。指の間からドロッと軟便が溢れ出すが、そのまま便を体中に延ばしていく。

「あぁ~ん・・・・弘ちゃん・・・・」

 麗奈は驚く様子もない。むしろ気持ちよさそうにうっとりと目を閉じて、されるがままになっている。・・・やがて豊かなバストもくびれた腹部も、茶色く塗り固められ、弘平の手は麗奈の顔に向かう。首にも頬にも大便をこすりつけ、その指を半開きの姉の口に入れる。

「さあ、きれいにして。」
「うん・・・・」

 麗奈はペロペロとおいしそうに弘平の両手の指を、手のひらを、舌で舐め、きれいにしてゆく。

「こっちもだよ。」

 だらりと垂れ下がった肉棒を弘平が突き出す。そこにも麗奈の便がこびりついているのだ。

「んん・・・むぐ・・・・」

 言われるままに弘平の肉棒を口に含み、両手でそれを支え、麗奈は舌で汚れを舐めとっていく。

「おいしい・・・・弘ちゃんのオチンチン・・・」

(ごめんね、大切な弘ちゃんのオチンチンにウンチ付けちゃって・・・。お姉ちゃんがきれいにするね。)

 先端を唇でチュッチュッと吸い、雁首の後ろを舐める。・・・・舌を長く伸ばし、ベロベロと肉茎を舐めていると、弘平の分身は再びその堅さを取り戻してきた。

(ああ・・・また大きくなってきた。・・・うれしい。)

 姉の奉仕を幸せそうな表情で見下ろしていた弘平が、肩に手をやり自分の正面に立たせる。

「姉さん・・・」
「なぁに?弘ちゃん。」

 首を傾げた麗奈の顔は、たとえ大便まみれでも、とてつもなく美しい。まるで女神のようだ・・・・弘平はそう思った。

「きれいだ・・・・かわいいよ、姉さん。」

(本当に?ウンチまみれのお姉ちゃんをきれいって言ってくれるの?・・・お姉ちゃん、きれい?)

 にっこりと、・・・まさに天使のように麗奈が微笑んだ。

「ありがとう。弘ちゃん・・・」

 自分の小便を浴び、自らの大便にまみれた姉の裸体を、弘平は抱き寄せ、しっかりと抱きしめ、・・・そして、優しく唇を寄せた・・・・・・。

 お互いの舌を絡ませ、口を吸いあう。姉の口から、ドロドロとした便混じりの睡液が入ってくるが気にはならない。むしろそれが美味しいとさえ弘平は感じている。


 長い抱擁と口づけのあと、弘平が姉の耳に囁いた。

「さぁ、姉さん、次はどうして欲しいんだい?」
 



 
  1. 2012/05/04(金) 12:29:33|
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あきらです。 最近まったく更新してなかったHPを思い切って閉鎖し、ブログで順次再公開していくことにしてみました。 はじめての方もそうでない方もどうぞよろしくお願いします。

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